富勢地域ふるさと協議会の活動に参加して
柏市富勢地域ふるさと協議会会長 後藤 敏
富勢ふるさと協議会は、昭和55年に発足し、平成23年2月に創立30周年を迎えました。私は、平成3年4月に、当協議会3代目会長の坂巻孝さんの依頼により、協議会活動に参加することになりました。
思い返せば、役員として会計を仰せ付かった当時は、お金の使用方法が年々厳しくなってきた時期で、当協議会の使用方法も徐々に変えてゆく使命となり、事務局と力を合わせて10年、今の会計システムの基礎を構築しました。
11年目に副会長となり、2年間を全般を見るようになり、平成15年4月に前会長の坂巻孝さんからの強い要望により、会長職につきました。
今、振り返ってみればこの間の変化は、布施弁天の境内で行われていた、290余年の伝統を誇る八朔相撲が22年前、柏市と富勢ふるさとづくり協議会の相互努力によって復活し、現在も続いています。
また、青少年部が独立し、柏市富勢地区青少年健全育成推進協議会となり、福祉部、福祉ネットワーク部は、富勢地区社会福祉協議会となりました。
平成15年には、柏市富勢ふるさとづくり協議会を柏市富勢地域ふるさと協議会と名称を変更し、平成22年には、富勢地区社会福祉協議会と柏市富勢地域ふるさと協議会が一本化して現在活躍しています。
当協議会は、6つの部門(総務部・福祉事業部・防災防犯部・文化部・体育部・環境部)で、それぞれの活動を続けており、他地域の模範となっています。
柏市が沼南町と合併後、旧沼南地区のふるさと協議会の発足にあたり、協力依頼を受けたことがありました。また、町会におきましては、北柏の3町会が一緒になって1町会となり、また、布施新町3自治会が2自治会となり、現在は21町会・自治会と協力して活動にあたっています。
これからも、当協議会の活動に対し、健康が続く限り、事務局、各町会の方々のお力をかりて会の発展に努力してゆきたいと考えています。
富勢地域ふるさと協議会活動の思い出
体育部部長 坂巻 勝
富勢ふるさと協議会が発足したのが昭和55年。早や36年の歳月が過ぎようとしています。当初どんな生い立ちで、富勢ふる協ができたのかは定かではありませんが、何といっても、三世代ふれあい体育祭で、町会代表として参加したのが初めてでした。
今では懐かしい、飴食い競争、パン食い競争、ムカデ競争などは、本当に楽しく参加しました。平成9年には、わが町会が優勝し、翌年の開会式では3歳の次男坊を抱えての選手宣誓をした思い出が特に印象に残っています。
この頃は、競技に参加するだけで、どんな組織が運営しているのかは、あまり考えなかったのですが、富勢ふる協から毎年部員の募集があり、町会の推薦により、富勢ふる協の体育部に入り、任期は一年間でした。
いざ、富勢ふる協体育部の部員として活動を始めましたが、今までは外からしか見る事ができませんでしたが、各部員が一丸となって地域のために、大人から子供までどうしたら楽しく、安全に過ごせるかを考え、活動しているのがわかりました。
一年が過ぎて、富勢ふる協の活動に興味を持つようになり、あれから15年、今では体育部の部長となり、体育祭を始め、八朔相撲大会には、実行委員のメンバーとして、また、体育部主催のグランドゴルフ大会、富勢ふるさとウォークを企画し、実施しています。
富勢ふるさと協議会に参加して良かったと思う事は、地域の方々の明るい笑顔に出会えることと、本当に多くの人たちと知り合いになれた事です。
これからも、身体の動く間は頑張りたいと思っています。そして、地元の子供たちの笑顔が実感できることを楽しみに。
富勢ふるさと協と私
柏市富勢地域ふるさと協議会副会長 手塚建二
私が、富勢ふるさと協議会と関わりを持つようになったのは、確か平成17年の頃からと思います。サラリーマン生活を卒業したのが平成14年、その後、暫くは現役時代から、それなりの準備をしてきた興味ある分野の書物を読んだり、想い入れの遥かな地を旅したりの日々だったのですが、何かの折に地域の行事に参画して以降、当時の地区社協の活動に加わる破目になり、その関係から、ふるさと協の活動に加わることになり、その組織の共同事業として実施、これが富勢ふるさと協と私との直接的な出会いの場でありました。
それから数年を経て、心ならずも地区社協の責任者となり、丁度その頃、行政指導下での富勢ふる協との「組織統合」が持ち上がり、超高齢者社会の到来が目前に迫りつつある状況下、住民側からの様々なニーズに応えてゆくためには、両者の垣根を取り払い、相互の交流を強化し、これによって夫々の人手不足をいくらかでも、緩和させてゆくことを見込んだ「統合」を果たすに至った次第です。
こうした経緯から平成22年度以降、富勢ふるさと協と同地区社協とは世帯を一つにして活動をしてきました。組織統合の当初は、当然のことながら互いの文化の違いから、いずれも多少の戸惑いがありました。時の経過と共に両者間のバリアも解消し、今では相互理解と協力関係に相応の幅や厚みが感じられるようになってきました。
我が国における高齢社会の問題は、超高齢化への速度が余りにも速すぎた点に起因しています。速すぎた故に其処での歪みの「矯正」も、残念ながら常に後追いでしかなかった。そして、その状況は、現在も大きく変わっていません。いや、むしろ悪い方向へ傾きつつあるように見えます。
私たち、富勢ふるさと協は、決して万全な組織ではありません。とは言え、地域の中の問題を地域目線で考えられる中心的組織は、やはり「富勢ふるさと協」でしかありません。住民組織と行政との仲立ちの役、行政の意を住民に伝える一方で、住民からの要望を行政に届け、時にはもの申してゆくことにもなります。
こうした、「富勢ふる協」を念頭に、これからも皆さんと共に、日々悩んだり、楽しんだりしながら、一歩一歩づつ進んで行けたらと日々考えています。地元住民の子供たち、年寄りのために。
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