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柏市立柏病院建て替え問題
(ふるさと協議会広報紙掲載記事の抜粋)
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平成26年(2014)4月初版以降 
(初版が一番下、年月順)

当協議会広報誌令和3年12月号の抜粋記事

10月31日(日)に選出されました柏市太田和美新市長が、11月22日(月) 
柏市役所に初登庁しました。

市役所職員と一緒に、当対策委員会・町会・自治会代表者も参列して出迎えました。

出迎えのあと、新市長に面会ができて「市立柏病院の建替えについて」の
要望書を直接手渡すことができました。


現地建て替えは7年越しの念願です。
早期に市長の手腕を発揮して頂くことを望むものでございます。


MayorOhta_Goto


 
 広報掲載年月 見 出 し (主要項目 )
R04/06 #313   基本計画策定に着手
R04/03 #310   所期の目的を達成し 活動に一区切り
R04/02 #309  令和7年度には工事着手 対策委員会活動に終止符 (連載転載最終回)
R04/01 #308  令和7年度には 市立柏病院 現在地建替え工事に着手  市長が12月柏市議会一般質問で答弁
R03/12 #307  7年越しの念願 市立柏病院現地建替え 太田新市長に「要望書」を提出!!
R03/11 #306   新市長宛に「要望書」を提出!!
R03/10 #305   建設費の規模は当初から分かっていたはず!!
R03/09 #304   感染症にも耐えうる 新しい病院を!!
R03/08 #303  病床利用率80%の達成は 建替えてこそ!!
 R03/07 #302    「感染症対応」を含めた建替えを!!
 R03/06 #301  休載 
R03/05 #300   病床利用率を「上げてから」ではなく 「上げていくための建替え」です!
R03/04 #299   姿・中身を変えてこそ病床利用率は上がって行くのです!
R03/03 #298    「分科会」設置は、何だったのか!
R03/02 #297   コロナ禍でも 今なお「80%」なのですか!?
R03(2021)/01 #296   私たちの「思い」に変わりはありません!
R02/12 #295  カンパ金 26万円集まりました
R02/11#294  コロナ禍で頑張る市立病院!ぜひ建替えを
R02/10 #293  柏市議会9月度も進展なし
R02/09 #292  個人や家族でできることを  精一杯やっていきましょう!
R02/08 #291   市民の「安心」の医療機関へ‥まず建替えてから
R02/07 #290   市長 6月市議会にて コロナ禍の中でも 市立柏病院の建替えについて言明せず
R02/06 #289   無理のない「収支予測」も示されていた
R02/05 #288   東葛圏域の中で 市立柏病院の役割は‥
 現在の病院では「感染症」への対応が出来ません!
R02/04 #287   3月柏市議会報告 「建替え」は感染症対策などを見据えて!
R02/03 #286   残るは 市長の「決断」だけ!
R02/02 #285   建替えこそが、病床利用率向上への近道!
R02(2020)/01 #284  本年もこれまで通り運動を続けます!
R01/12 #283   2条件」達成に向け、最大限の努力!   野坂市立柏病院長と意見交換会
R01/11 #282   現地建替えまで 運動を続けます
R01/10 #281   建替え判断は先送り 市議会答弁
R01/09 #280   柏市議会議員 新しい布陣に期待!
R01/08 #279   現地建替えまでガンバリましょう
R01/07 #278   これからも自信をもって 早期建替えに向けた運動を続けていきます!
R01/06 #277  早期建替えに向け 市長へ 改めての「要望書」を提出
 R01/05 #276  建替え問題を 稼働率確保等にすり替え!
H31/04 #275  困るのは私たちだけではありません!
 H31/03 #274  組織の総力を挙げて 取り組みましょう
H31/02 #273  6年目を迎える私たちの運動 病院が現在の地にあることの意味
 H31(2019)/01 #272  5年の歳月が過ぎました 市立柏病院建替え問題
 H30/12 #271  年度末に向けて「2条件」の達成を!!
 H30/11 #270  私たちの運動へ 一層のご理解・ご支持を
 H30/10 #269  「運動」を 幅広く・強力に進めていきます!
 H30/09 #268  早くも「地域講座」に大きな関心!
 H30/08 #267  「地域講座」の開設に 早々の申し込み!!
 H30/07 #266  市立柏病院が「地域講座」を開設 当協議会で全面的に協力!
 H30/06 #265  立替えがピンチ(市立柏原病院建替え対策委員会ニュース 2018年5月号
 H30/05 #264  市立柏病院の建替え   地域と病院が共に協力していくことが基本
 H30/04 #263  建替えをきっかけに 地域と病院が- 協働で作り上げる新しい病院 -
 H30/03 #262  市立柏病院 野坂院長と初めての話し合い
 H30/02 #261  私たちに何が出来るか 市立柏病院へ
 H30(2018)/01 #260  共に手を取り合って!
 H29/12 #259  市立柏病院の庭を花で 癒しの場に…
 H29/11 #258  休載でした。
 H29/10 #257  なんだか不自然、 柏市長 9月市議会の答弁
 H29/9 #256  病院の建替えは「早期」に、 条件は「努力目標」に! 市長に「要望書」提出
 H29/8 #255  「条件」ではなく、「努力目標」とすべきです!
 H29/7 #254  専門分科会、開催はあと2回!  よりよい病院への答申案を・・・
 H29/6 #253  長瀬慈村先生の講演会開催
 H29/5 #252  いよいよ 大詰めに!!
 H29/4 #251   「(仮)現地建替えプラン」の (仮)は取るべしという意見が大半!
 H29/3 #250  次回(3/23)審議会! いよいよ、現地建替えを前提とした議論へ!
 H29/2 #249  もう「現地建替え」しかありません!  ― 審議の内容や進め方は、市民に分かり易く ー
 H29(2017)/1 #248  移転候補地の購入はしない! 審議会冒頭で医療公社理事が明言
 H28/12 #247  市立柏病院は 決して「赤字体質」ではありません!     第4回・専門分科会報告
 H28/11 #246  少し、審議会らしくなってきました・・・
 H28/10 #245  審議会を「審議」をする場に!
 H28/9 #244  全市民にとってより良い病院を目指して…
 H28/8 #243  市立柏病院の建替え問題勉強会・講演会などを企画
 H28/7 #242  第1回「病院事業検討専門分科会」開催!
 H28/6 #241  当協議会より審議会委員1名派遣!
 H28/5 #240   「専門分科会」へ委員を派遣
 H28/4 #239  移転計画が白紙に戻り 新たな展開に!
 H28/3 #238  3月柏市議会(2/26~)に注目!
 H28/2 #237  移転希望の理由って、こんなこと?
 H28(2016)/1 #236   「凍結で越年 市立柏病院建替え問題」
 H27/12 #235  運動への参加・カンパ金拠出 対策委へ多くの方からの申し入れ。医師会も、行政宛新たな提言…
 H27/11 #234  粗末すぎる「移転」理由… 「論戦の場」を持つことも視野に
 H27/10 #233  今 原点に返って 私たちの素朴な疑問…
 H27/9 #232  選挙結果とこれからの運動に向けて
 H27/8 #231  柏市議会議員選挙 各候補者の主張を充分に見極めて投票を
 H27/7 #230  対策委が立候補予定者に 「公開質問状」を提出 !!  
 H27/6 #229  意見交換会開催される 5月9日(土) 布施新町ふるさとセンター「布施新町」・「三井柏」両自治会合同
 H27/5 #228  話し合うなら市長と… 「生の声」聴く場に不可解な「制限」なぜ?
 H27/4 #227  市長に届け!住民の声 -対策委の「請願」も採択されました(3月議会)-
 H27/3 #226  新病院建設事業 当面凍結」 市長が表明
 H27/2 #225  住民投票(条例制定)への取組み開始!
 H27(2015)/1 #224  新年を迎え、新たな決意で 市民に役立つ、市民の為の病院を!
 H26/12 #223  皆さんからの力強いご協力に感謝!
 11/24「市民説明会」11/25「集会」には、富勢地域から多くの方のご参加を頂きありがとうございました。
 今後とも「現地建替え」を、ねばり強く訴えていきます。皆さまの更なるご支援・ご協力をよろしくお願い致します。 
 H26/11 #222  公開質問状に対する市長からの「回答」 移転理由の根拠薄弱 ⇒ 再質問状提出
 H26/10 #221  市長 市立柏病院移転意向を表明 9月14日柏市役所・説明会
 H26/9 #220  市立柏病院の建替えは是非とも現地で!
 H26/8 #219  市立病院は現地建替えを!! 移転は税金のムダ使い!!富勢地域21町会・自治会
 H26/7 #218  6月15日(日)老朽化に伴う市立病院建て替え問題の住民説明会  於:富勢中学校体育館
 H26/6 #217  住民説明会が開催されます
 H26/5 #216  現在地建て替え案での実施を強力に申し入れ
 H26(2014)/4 #215  住民署名運動に取り組んでいます!
 広報掲載年月 見 出 し (主要項目 )


     【令和4年6月号 #313】   市立柏病院現地建替え問題 

基本計画策定に着手

昨年12月の柏市議会の席上、太田市長が市立柏病院の現在地建替えを表明されました。

令和4年度を迎え、市立柏病院の建替えを担当する医療公社管理課に、建替えに向けたその後の取組み状況を取材しました。

医療公社管理課によると、市立柏病院の建替えに向けた取組みとして、市立柏病院が担うべき役割をまとめた「市立柏病院のあり方」は既に策定していることから、今年度は、建替え後の詳細な医療機能などを定める「市立柏病院再整備基本計画」を策定するとのことです。

 現在、「市立柏病院再整備基本計画」の策定支援業者の選定を進めており、支援業者の決定後、本格的に計画策定に入るとのことです。

なお、設計と工事に関する詳細なスケジュールは、今年度、「市立柏病院再整備基本計画」の中で検討するとのことですが、令和5~6年度に設計を行い、令和7年度以降、工事に着工できるのではないかとのことです。

 

【市立柏病院現地建替え対策委員会】

 





   【令和4年3月号 #310】   市立柏病院現地建替え問題 

  所期の目的を達成し 活動に一区切り

2月19日 市立病院建替え対策委員会を開催しました。

46人中37名出席し、8年越しの経過を報告しました。
柏市長の「現地建替え」発言をもって、対策委員会活動に一区切りをつけることに了承を得ました。

ただ、実際に現地工事が始まるのを見届けるまでは、委員会を存続する意見が出され、委員会の解散については、今後の協議事項にしました。   
             【市立柏病院現地建替え対策委員会】
 







     【令和4年2月号 #309】   市立柏病院現地建替え問題 
  

   令和7年度には工事着手

対策委員会活動に終止符

昨年12月柏市議会の一般質問の場で、市立柏病院の現地建替え時期について、太田市長は次のとおり答弁しました。その要旨は次のとおりです。

「建替えに向けた今後の取り組みで、市立病院のあり方についての基本構想はすでに策定済です。」

「基本計画策定については来年度には着手する。」

「その後、基本設計(建物の配置や間取り・建物の構造)と実施設計を策定する。」

「入札・発注の手続きを経て、早ければ令和7年度には工事に着手できるのではないかと考えている。

私たちとしては、早ければ早いほど望ましいことですが、基本設計から実施設計への段取り、手続きを考慮すれば、このスケジュールでやむを得ないと判断するものです。

私たちは平成26年(2014)の3月市議会開催時から、現地建替えを訴え続けて参りました。しかし、このたびの市長答弁は、現地建替えを明言したものと判断しました。

したがって、本対策委員会初期の目的を達成できたとして、その活動を終了して良いのではないかと考えるものです。

2月19日に、最終の対策委員会を開催すべき、関係者に案内しています。

・これまでの経緯、今後の予定

・協賛金、寄付金等残金の処分

・その他

最終対策委員会の協議結果につきましては、次号で報告致します。      【市立柏病院現地建替え対策委員会】






     【令和4年1月号 #308】   市立柏病院現地建替え問題  

令和7年度には 市立柏病院 現在地建替え工事に着手   

       市長が12月柏市議会一般質問で答弁

市立柏病院の建替え問題に関して太田市長は、市長選あるいは当選後の記者会見の場でも、無条件で現在地建替えを果たす旨の発言をされていました。そして先般、12月議会の一般質問の中で、令和7年度には、現在地に建替える工事に着手するといった発言がありました。私たちはこれを歓迎したいと思います。

私たちは過去何回となく言ってきましたが、「移転」か「現在地」かの二者択一が示され、「移転」の選択肢が失われたところに、突然新たな病床利用率80%の条件が浮上してきたのですから、右とか左とかとは関係なく、本来の一般市民目線からすれば、これはやはり少々おかしいことでもありました。平成26年 (2014年)の3月議会に、前市長が老朽化ゆえの建替え提起をされて、既に丸7年が経過、その間、老朽化は誰が見てもさらに一段と進んできています。こうした経緯の中で、今回太田市長が、令和7年度には工事着手と言った時期を具体的に示されたことは、時宜を得た適切な判断であると考えます。

これまでの経過はともかく、今この時点で市立柏病院の現在地建替えを、市民をはじめ周辺地域・地区の方たちと一緒になって進めていこうではありませんか。私たちも皆さんと共に、協力していきたいと思っています。

                   【市立柏病院現地建替え対策委員会】

 



     【令和3年12月号 #307】   市立柏病院現地建替え問題  


     7年越しの念願 市立柏病院現地建替え

太田新市長に「要望書」を提出!!

市立柏病院現地建替え対策委員会


10月31日(日)に選出されました柏市太田和美新市長が、11月22日(月) 柏市役所に初登庁しました。

市役所職員と一緒に、当対策委員会・町会・自治会代表者も参列して出迎えました。

出迎えのあと、新市長に面会ができて「市立柏病院の建替えについて」の要望書を直接手渡すことができました。

現地建て替えは7年越しの念願です。早期に市長の手腕を発揮して頂くことを望むものでございます。                 
MayorOhta_Goto               
                                                 【総務部取材】
 




 【令和3年11月号 #306】   市立柏病院現地建替え問題  

新市長宛に「要望書」を提出!!

市立柏病院現地建替え対策委員会   


10月末に、柏市の新しい市長が決まりました。

当対策委員会では、市立柏病院の建替え問題について、これまでの取組み(運動)の主旨とその経緯をまとめ、早期建替えに向けた「要望書」を新市長へ提出していくこととしました。

早急に提出し、新市長には、私たちの切実なる思いを充分にご理解頂き、一日でも早く、建替え準備作業に入るべく、強く要望していくことにしました。

                                                  【総務部取材】
 




【令和3年10月号 #305】   市立柏病院現地建替え問題  

建設費の規模は

当初から分かっていたはず!!

市立柏病院現地建替え対策委員会
 

9月議会では、市長から市立柏病院の建替え問題に関して、これと言った発言はなかった。ただ、議員による一般質問の中で、建替えには多額の建設費を要することから、経営基盤をより強固なものにしていかねばならない。病床利用率80%の確保は、そのための重要な指標でもある、といった主旨の発言がなされた。

そもそも市長が2014(平成26)年の3月議会に向けて、老朽化した市立柏病院の建替えを行政課題として提起した時、建設費が相当の規模となるのは、自明のことでもあった。即ち、現在地であれば111億円強、移転の場合は約130億円強。それぞれ、病院建設債75億円、並びに95億円を発行、いずれも法律で定められた30年間の償還を見込んでいた。これを前提に、向こう10年程度の病院事業における収支予測を提示。それによるとどちらにしても、5~10年の内に、年間1億円前後あるいは、それ以上の「収益」を揚げる計画が示されていた。

病院の建物は2014年時点で一部が、既に築38年を経過しており、その後7年が加わるのだから、今や限界の域に達していると言える。市立柏病院は、我々富勢地域のみならず市内他地域、流山・野田方面あるいは我孫子市の西部、更には川を越えた守谷地区を含む圏域住民の、命と健康を護り増進させていくための重要な医療機関として、実績を重ねてきた。私たちは、今回の新型コロナウィルス感染症では、公立病院の果たす役割が大きく且つ重要であることを学んだ。病院の建替えに当たっては、当然のことながらこの「感染症」への対応が様々な角度から充分になされた上で、1日も早く基本設計、実施設計へと進んでいかねばならないものと考える。       【総務部取材】




    【令和3年9月号 #304】   市立柏病院現地建替え問題  

 感染症にも耐えうる 新しい病院を!!

市立柏病院現地建替え対策委員会      

新型コロナ感染症が、引き続き猛威をふるっています。国や各地方自治体も、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の発出をもって、それなりの対応をかさねてきましたが、事態は収まるどころか、首都圏ではむしろ拡大する一方といったところです。

これは、我が国への新型コロナウィルス上陸時の「初動」体制の遅れ、またその後における「ゴーツートラベル」の実施や「オリンピック」の開催が、大きく影響してきているものと言えるでしょう。感染症というものは、それへの対応を一つ間違う(あるいは、遅れたりする)と、多くの人々の健康と命を損ねてしまう厄介な病気なのです。

私たちは新型コロナ感染症の現状に留意し、市立柏病院の建替え問題に関しては、取りあえず病床利用率の数値を横に置き、こうした「感染症」にも充分耐えうる新しい病棟の病院建替えに向かうべきものと考えます。このことによってこそ病床利用率は、必ず上昇していくことになります。

                                              【総務部取材】






      【令和3年8月号 #303】   市立柏病院現地建替え問題  

病床利用率80%の達成は 建替えてこそ!!

市立柏病院現地建替え対策委員会  

市立柏病院現地建替え問題に関して、市長は、6月議会においても、新たな意思や決意の表明には到りませんでした。
柏市広報紙「かしわ」の7月1日号によると、柏市健康福祉審議会から示されていた①「病床利用率(平成30年度80パーセント)の達成」と②「小児科の入院体制のめどがたつこと」の2つのうち「平成30年には小児科の入院体制を整えることができた」。そして、その後「新型コロナウィルス感染症の流行により、令和2年度における病院建て替えに関する取り組みの評価は行なわない」とし「病院の建て替えについては引き続き感染症に対応しつつ、経営改善を図った上で判断します」とのことになっています。

私たちは、新型コロナウィルス感染症禍の現状にあって、柏市立柏病院を始めとした市内の各医療機関は、この感染症への対応を、県や国とも連携を強化しつつ、1日も早く収束させていくべく、最大限の努力をすべきものと思っています。しかしながら足下の状況は、4度目の「緊急事態宣言発出」下にあるわけですから、かかる「現実」を見るにつけても、上記審議会の言う病床利用率については、今後の「目標値」として重要継続課題と位置づけながら、新たな感染症対策を充分に盛り込んだ「実施設計」作業開始を目指し、先ずは早急なる建て替えスケジュールを具体化すべきだと考えています。審議会も、建て替え地は「現在地」と明言しています。前月号でも触れましたように、病床利用率は、今や建て替えを行うことによってこそ、実現されていくものなのです。
                                                            【総務部取材】






     【令和3年7月号 #302】   市立柏病院現地建替え問題  

  「感染症対応」を含めた建替えを!!

市立柏病院現地建替え対策委員会   

ワクチン接種が進み始めて、早くもその効果がそれとなく感じられてきているやに思われます。むろんまだまだ予断が許されない状況ではありますが、室内換気の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用といった対応に加え、ウィルスそのものを遮断するワクチン接種が、広く国民各層或いは各地域住民に浸透していくことにより、これまでのコロナ禍はいずれ収束に向かっていくはずです。

 今回の6月議会においても、市立柏病院の建替えに関して市長は、従来からの考えを変えようとはしていません。
私たちは、コロナ感染症があろうとなかろうと、柏市北東部の当該地域に長年にわたって存在してきたこの病院が、市民ないしは周辺域の住民にとってなくてはならない医療機関だと考えて来ました。そして今回のコロナ禍を経て、公立・中規模病院としての市立柏病院が、正に建替えの時を迎えて(通り越して)いるのですから、その内容(設計等)の中に当然のことながら、感染症対応が含まれるものでなければなりません。

 これまでの経緯はともかくとして、市長が「考え」を改めるべく、皆さんと共にこの運動を続けていく所存です。
                                                  【総務部取材】


                     ナビこのページの先頭

    【令和3年6月号 #301】   市立柏病院現地建替え問題  

         [休  載]


 【令和3年5月号 #300】   市立柏病院現地建替え問題  

病床利用率を「上げてから」ではなく

「上げていくための建替え」です!

市立柏病院現地建替え対策委員会   

 病院建替え問題における3月議会での進展は(ご承知の通り)、全くありませんでした。私たちは、新型コロナウィルス感染症の発端、その後の経過からしても、今こそ、老朽化した市立柏病院が、地域医療の拠点として生まれ変わるチャンスだと考えます。建替えには当然のことながら、少なくとも4~5年の期間が必要でしょう。従って、今となっては取り敢えず、その建替えに向けての方向性を明確にしていくことが第一歩となりますが、1日でも早くその決断をすべき時がきているものと思っています。

これまでにも何回となく言ってきましたが、現在の感染症が仮にいつかの時点で収束したとしても、必ずや次なる「感染症」が、我が国を含めた世界の何処かからやってくるのです。加えて、少子高齢化はより一層進展していくのですから、入院などを含めた一般的医療需要は、「増加」していくのが当然であり、「減少」は先ずあり得ない状況です。

かかる客観的背景が確認できるのであれば、前号でも触れたように、病床利用率を上げてからではなく、時代の要請に見合った建替えこそが、利用率を上げていく最善の「道」であり、実施すべきものと考えます。

                             【総務部取材】




      【令和3年4月号 #299】   市立柏病院現地建替え問題  

  姿・中身を変えてこそ 

    病床利用率は上がって行くのです!

                                         市立柏病院現地建替え対策委員会

3月議会が、3月22日をもって終了しました。病院建替え問題に関しては、全く進展が見られませんでした。市の医療行政としては、新型コロナ感染症への対応を最優先課題と位置づけ、最大限の諸施策を講じていくといったことです。それはそれとして、今の「コロナ問題」が一定の期間を経て収束に向かったとしても、同様のことがいつか又、我が国を含めた世界の何処かから必ず起こってくる、と言われています。

 そうした場合に、当該「コロナ」における教訓を踏まえた上で市立柏病院は、中規模の公立病院として、柏市を始めとした現在の医療圏域の中で、どのような役割を担っていくべきか、というところを早急に議論し、考えをまとめておかねばならないはずです。そのためには、病棟のみならず治療その他管理棟に関しても、可能な限り早期に建替えを果たし、新たな「時代」への受け入れ体制を整えておかねばなりません。  

 建替えに当たって市長は、多額の費用が見込まれるので病床利用率を上げ、経営指標を安定させてから、その判断をしたいとのことですが、病床利用率を上げていくには、今や「姿も中身も」時代の要請に即した病院に生まれ変わってこそ成し遂げられること必定です。その意味で私たちは、市長が考えを「逆転」すべきと、思っています。 
                                                        【総務部取材】






      【令和3年3月号 #298】   市立柏病院現地建替え問題 

「分科会」設置は、何だったのか!

市立柏病院現地建替え対策委員会  

7年前の3月、市長は、市立柏病院建物の「老朽化」に伴い、これを建替えたいとして、①現地と、②柏の葉地区への移転という2案を、議会宛に提示しました。そこでは、病院建設債の発行(①75億円、②95億円)とそれぞれ30年かけての償還(法律上の決定事項)を含めて、いずれも充分に採算の取れる計画が示されていたのです。ところが、ここでの「移転」が不可となるや、市長は全く意味のない町会毎の「意見交換会」を実施したり、挙句の果ては柏市健康福祉審議会の中に、「病院事業検討専門分科会」なるものを設置。当該分科会が、病床利用率80%を超えることなどを、建替え判断の数値基準とさせたのです。(2017年8月)

議会宛提示案2件の内の1件が、止むを得ぬ事情により不可となった場合、普通の常識からすれば、残された1件(ここでは、①)で実施していくのが当然なのです。ところが市長は、既述のように新たなハードルを設けることで、結論引き延ばしへの免罪を得ようとしてきたものと思われます。

私たちは、この進め方はおかしいと考えています。当初、議会宛に提示した2案は何だったのか。これらの「案」の作成に際しては、相応の時間・労力・費用が掛けられていました。にもかかわらず、あえて「分科会」まで設置したのは、何故なのか、私たちには理解できません。                         【総務部取材】 





         【令和3年2月号 #297】   市立柏病院現地建替え問題 


 コロナ禍でも 今なお「80%」なのですか!?

市立柏病院現地建替え対策委員会 

市立柏病院の現在地における「建替え」に際して、市長が市民に示した「条件」の一つに、病床利用率の「80%以上」があるのは皆さんご承知の通りです。病院の建替えが、行政課題として市議会宛に提起された(2014年3月)そもそもの事由が、病棟その他建物の「老朽化」に起因していたことからすると、建設には多額な建設費を要するがゆえに、病院収支の改善に向けて病床の利用率を上げていかねばならない。しかしながら「多額建設費」と言っても、市議会宛提起の時点で、移転にしろ、現在地にしろ、向こう10年間ほどの収支予測では(対策委が何回も指摘してきた通り)、いずれも採算は充分に取れて、収益が上げられる「計画」になっていたのです。

 その後、取ってつけたように、柏市健康福祉審議会の中にわざわざ「分科会」まで設置した。その分科会をして敢えて病床利用率80%以上を唱えさせる、これ即ち「迂回手法的遅延策」(=結論の遅延で「諦め感」を醸成)、と言って良いのかもしれません。そして、収まるどころかより一層拡大していくやに見えるコロナ禍の中でこの「条件」が、そのまま継続されるのですから、これは何か時代錯誤的「対応策」で、乗り切ろうとでもいうのでしょうか。  【総務部取材】





     【令和3年1月号 #296】   市立柏病院現地建替え問題 


 私たちの「思い」に変わりはありません!

市立柏病院現地建替え対策委員会


柏市12月議会は、12月18日に幕を閉じました。市立柏病院の建替え問題に関しては5人の議員が、一般質問の場でこれを取り上げ市長に迫りましたが、市長から、従来と異なる新たな考えや提案などはありませんでした。 私たちがこの問題に取り組むようになって既に6年の歳月が流れ、今や「早期建替え」と言う表現は取りづらい状況になりました。市長がこれを行政課題として、議会に提起した時の第一の理由は、病院建物の「老朽化」です。そして今の時点では、建築構造が「感染症」対応にも耐え、その上で市民や周辺地域住民の命と健康が充分にまもられ増進される建替えとして、求められているのです。

かつて市長が提起した「建替え」は、14ヶ所の候補地から「移転先候補地」と現在地の2ヶ所が最終の建替え地に絞られ、議会宛上程されていました。その後移転先県有地の購入が不可となったのですから(17年2月頃)、建替えはこの時点で、議会上程時の「現在地」で進められて良かったはずです。

行政課題を行政側が進めていく進め方の問題として、本件の事例は明らかに「行政側」が間違っていたと思います。私たちの「思い」に変わりはありません!

【総務部取材】

                     ナビこのページの先頭




          【令和2年12月号 #295】   市立柏病院現地建替え問題 


 カンパ金 26万円集まりました
                                           市立柏病院現地建替え対策委員会    

9月25日付「対策委員会宛カンパ金支払いお願い」で各町会・自治会に要請をしたところ、11月25日現在で、9町会・自治会からご協力頂きました。御礼申し上げます。

又「現地建て替えのぼり旗」を新規注文しましたので、旗の取り換え等を皆様にお願い申しあげます。

委員会として、あくまでも現地建替えを訴え続けて参りますので、引き続き皆さまのご協力をお願い致します。


                                                         【総務部取材】






         【令和2年11月号 #294】   市立柏病院現地建替え問題 

 コロナ禍で頑張る市立病院!ぜひ建替えを

                                         市立柏病院現地建替え対策委員会     

コロナ禍の中、市立柏病院は5月にベッド稼働率56%まで落ち込みましたが、9月には71%となりました。また外来患者数も5月には前年比△27.9まで落ち込みましたが、9月には△0.2%まで持ち直しました。また、小児科に関しては、入院患者数、外来患者数も前年比同等以上となっています。

これらは市立柏病院医療スタッフ及び職員一同の努力の結果と思われます。

老朽化の進む施設を一日でも早く建替えるよう、対策委員会は今後も、市に働きかける運動を継続して参りますので、皆様ご支援をよろしくお願い致します。

                      【総務部取材】







        【令和2年10月号 #293】   市立柏病院現地建替え問題 

柏市議会9月度も進展なし

市立柏病院現地建替え対策委員会  

柏市令和2年9月度市議会は、9月4日(金)~29日(火)が会期でした。

①     病院建替え問題に関しては、5人の議員が一般質問の中で、市長やその他幹部の意向をただしました。2条件の一つ病床利用率については、令和2年4~6月が59.6%でしたが、これは明らかに新型コロナウィルス感染症の影響によるもので、市長も議会答弁の中で、これらを建替えの判断数値とするものではない、と明言しています。

②     小児医療の拡充については入院体制の整備など、着実に進展しています。

地域ボランティア・有志による、花壇の花植えや、病院敷地内の雑草除去も、引き続き取り組まれています。市立柏病院が早期建替えを果たし、柏市民や周辺地域住民の命と健康を護り・増進されていくことを願っています。
 
                                       【総務部取材】







     【令和2年9月号 #292】   市立柏病院現地建替え問題 

個人や家族でできることを  精一杯やっていきましょう!
                               市立柏病院現地建替え対策委員会

新型コロナウィルス感染症の感染者数が増加し続けています。この状況は、私たち一般国民からすると、Go Toトラベルの実施と共に、全国各地にその範囲を拡げていったように思えてなりません。また、春先の時点では、夏場になればウィルス活動もいくらか抑制されるのでは、といった情報もありましたが、実際にはそうした予想に反した展開となってしまったようです。

 この病気の怖いところは一度罹患してしまうと、適切な治療が加えられ、その場ではいったん治癒したように思われても、後日さまざまな形での後遺症が発症してしまうケースもあり、なかなか一筋縄ではいかない難しい問題を抱えているとのことです。私たちとしては、日々テレビや新聞報道にあるように、とにかく「三密」を避け、マスクの着用をはじめ、帰宅時における手洗いやうがいの励行など、個人や家族としてできる最大限の「対応」を、確実に実施していくよう心がける以外にないものと思われます。

 令和2年度第1・4半期(4~6月)の病床利用率は、59.6%だそうです(医療公社)。ここにもやはり新型コロナウィルスの影響が、もろに反映されてしまっています。病床利用率向上を目指す関係者の努力は、引き続きお願いしていくにしても、これにこだわり過ぎてしまうと、感染症のような病気への対応は出来なくなってしまいます。

 前月号では「感染症」とりわけ、得体のしれない部分の多い「新型コロナ」のような病気の場合には、これを担う医療機関は、どうしても「民間」より「公立」が中心とならざるを得ないとしました。
 市立柏病院が一日も早く建替えを実現し、時代の要請に即した新しい病院に生まれ変わっていかねばならない、私たちは変わることなくそのように考え続けています。

今のままの病院では、建物の構造自体が現代風でなく、しかも老朽化が限界値を超えてきているところから、コロナウィルス感染症への万全な形での対応は望むべくもありません。そうした中にありながら、現状は「一般患者と発熱患者を分けるなど、感染対策を徹底して診療を行っている」(医療公社)とのことです。

 9月議会は4日(金)より始まり、一般質問は10日(木)からの開始です。各議員の日程の詳細は、各町会・自治会宛の別途文書をご参照下さい。
多くの方の議会傍聴を、お願い申し上げます。

                                  【総務部取材】 





  【令和2年8月号 #291】   市立柏病院現地建替え問題 

 市民の「安心」の医療機関へ‥まず建替えてから

               市立柏病院現地建替え対策委員会

前月号でも触れましたが、新型コロナウィルス感染症がいずれかの時点で収まったとしても、次の更に新たな「感染症」が、我が国を含めた世界のどこかで再び、みたびと発生して来る可能性が予測されています。地球規模での温暖化がその背景にあるとすれば、これは当然とも言える「予測」です。

病院の建替えに関して秋山市長は、この6月議会で、19年度においても病床利用率が条件数値の80%を超えられなかったがゆえに、建替えに向けての判断を控え、今後とも経営改善(利用率向上)を図りつつ判断していくとのことでした。

一方、広報「かしわ」(7/15号)の「市長室だより」では、「コロナ対策は分からないことが多いですが、関係機関の献身的な協力を得ながら、引き続き安心の医療体制づくりに努めてまいります。」との意思表明をしています。

感染症と言われる厄介な病気は、医療を提供する側からすれば、手間がかかる割には、経営上の採算が取りがたい分野です。従って、これを担う医療機関は「民間」より「公立」が中心にならざるを得ません。市立柏病院は長年にわたって、文字通り「公立」病院として柏市内のみならず近隣地域住民の命と健康を護り、増進もさせて来ました。この役割がある限り、市立柏病院は建物が老朽化したとの理由だけでなく、早期に建替えを果たした上で、今後とも近隣地域を含めた住民の、その時代や状況に見合ったニーズに応え、「安心」できる医療機関として、存在し続けて行かねばなりません。           
                         
                               【総務部取材】

 






     【令和2年7月号 #290】   市立柏病院現地建替え問題 

市長 6月市議会にて コロナ禍の中でも

市立柏病院の建替えについて言明せず

市立柏病院現地建替え対策委員会   

6月11日(木)から16日(火)までの期間の平日4日にわたり、柏市議会で「質疑並びに一般質問」が行われました。コロナ禍の中、一議員当たり持ち時間20分という短い時間の中で、22人中5人の議員が市立柏病院の問題について言及しました。 建替えに関して、市長の答弁は相変わらずあいまいなままでした。
病棟の老朽化は日ごとに進んできています。その結果、発生してくる施設・設備の破損・不具合等については、医療公社側から修理・修繕によりしのいでいる旨の「報告」がありました。公立・自治体病院の市立柏病院が、この地域の中で病床数200床の中規模病院として今後とも健全な医療業績を揚げていく。そのために医師・看護師をはじめとした病院関係者が、病床利用率向上を目指し努力していくことに、何ら異存はありません。しかしながらそこにだけとらわれ過ぎてしまうと、不採算分野の「感染症」や「小児医療」などへの本格的な取組みは困難になってしまうかもしれません。

伊関友伸 城西大教授(前柏市病院事業検討専門分科会メンバー)が 国の政策「医療費削減最優先」見直しを提言!

平成28~29年に設置された「柏市健康福祉審議会・病院事業検討専門分科会」の中で、オピニオンリーダー的存在で活躍されていた伊関友伸城西大学教授は「市政」6月号(「地域医療再生への道」・第43回)で、以下のような主旨の記述をされています。

わが国の感染症指定医療機関の大多数は、自治体病院や公的病院によって、になわれている。これは、感染症対策が行政の責務であり、政策を展開する上で連携を期待できること、医療上のリスクがあり、不採算な医療であることから、自治体病院が感染症病床を持つことは合理的である。そして私たちは今回の経験から(今なお、経験中ですが)、感染症病床の地域による偏在、医師不足、スタッフの訓練不足、施設の老朽化、外来の感染症患者の動線確保等々の諸課題が明らかになった。今後、第2波、第3波の感染拡大が起きる可能性は高く、あるいは冒頭に記した「新型コロナ」とは異なる「新・新」感染症の出現さえあり得るところからすれば、伊関教授の当該記述における締めくくりとして、国は「これまでの医療費削減最優先の医療政策については、見直しが必要となるであろう」と結論づけられています。

新型コロナ感染症の経験を通して私たちは、伊関教授が指摘されたような国による「医療費削減最優先」政策や、個別公立・自治体病院の基本的スタンスが、「病床利用率向上」に傾き過ぎてしまうとすれば、いずれも原点に立ち返って見直していく必要があるものと思われます。
                          【総務部取材】


                     ナビこのページの先頭



    【令和2年6月号 #289】   市立柏病院現地建替え問題                

無理のない「収支予測」も示されていた

6年前の議会に市長が「建替え」を提起

                        市立柏病院現地建替え対策委員会

4月中旬、医療公社管理課より、令和元年度の同病院における病床利用率の報告がありました。それによると、全体では75.8%と前年度(H30年度)対比で、25%ダウンという数値でした。
H30年5~7月が71~73%台、同12月が72.8%と低率で、これらが全体数値を低下させています。
また本年3月が68.3%になっていますが、これは明らかに新型コロナウィルスの影響と思われるものです。

このように通常ではない要因も加わって、残念ながら前年度ダウンの結果になってしまいました。
しかしこれは別の角度からすれば、病院建替えに際しての新たな視点を示唆しています。つまり今回のような感染症は、これから先、我が国だけでなく世界中どこにでも起こり得るのです。新型コロナ感染は、いずれいつかの時点で収束したとしても、基本的には世の中全体のグローバル化に変わりはない(一時的な後退はあり得ても)のですから、どこかの地域で発生した「感染症」は、今回と同じようにまたたく間に、その範囲を拡大していってしまいます。従って、市立柏病院も病棟の建替えに当たっては、公立の中規模病院として、こうした「感染症」が起こった際に(現在の病院では対応不可能)、どのように患者を隔離し治療をしていくのか、という点にも配慮した建替えプランにしていかねばなりません。

この場で何回となく触れてもきましたが、病院関係者の努力(地域の協力も含めて)で病床利用率を上げていくことに、何ら異論はありません。とは言え、市立柏病院が公立病院である限り、特に今回のような突然の事態、或いは大災害などが発生したような場合には、一般民間病院や医療機関以上に、周辺地域を含めての基幹病院として、より大きな役割が求められていくはずです。
6年前(H26年度末)に病院の建替えが提起された時、その建設費用は、移転で約131億円、現地で約111億円、これによる病院建設債の発行額は、移転で95億円、現地では75億円、いずれも法律で30年間での償還が決められていますから、これを前提に10年程度の収支予測が示され、建設費用は大きな問題にされていませんでした。建設費は「多額」ではありますが、そもそも、「老朽化」によるものですから、可能な限りの節約に努力しながら、早期の建替えにまい進すべきものと私たちは考えています。

                                   「総務部取材」







      【令和2年5月号 #288】   市立柏病院現地建替え問題

東葛圏域の中で 市立柏病院の役割は‥

現在の病院では 「感染症」への対応が出来ません!

市立柏病院現地建替え対策委員会  

私たちがこの問題を取組み始めて、丸6年が経過、7年目に入りました。市長は本年の3月議会でも、これからどのようにしていくのか、態度を明らかにしていません。前月号でも記したように、市立柏病院の病床「利用率」を高めていくことに、私たち自身も何ら異存はありません。とは言え、当該病院が公立病院である限り、この「利用率」さえ上げれば良いということではないと考えます。

 ご承知の通り、今、世間では(世界では)新型コロナウィルス感染症の問題が日々大きく取り上げられ、我が国でも、4/7に「緊急事態宣言」が発令される状況を迎えてしまいました。この感染症が、いずれかの時点で収束していくにしても、今回の感染範囲拡大の速度や特徴をたどってみると、感染初期における一定の措置・対応がいかに必要かつ大切か、ということは明らかです。

 そして更なる問題は、こうした感染症が決して今回限りのものではない、という点です。今後とも、人々の生活の在りようが変化し、あるいはグローバル化に伴って、姿を変えた形での新たな「感染症」が発生してくるに違いありません(私たちには既に、SARS・MERSの経験があります)。そうした時に、少なくとも現在の老朽化した市立柏病院では、医師・看護師・薬剤師その他病院関係者がどんなに頑張ってみても、病棟形状そのものから見て、本来格別の措置を講じなくても防ぎ得る「感染」でさえ、防御できなくなってしまうはずです。

 病床利用率の向上に向けて病院関係者には、より一層の努力を続けてもらうとしても、上記のような観点から、病棟の建替えは一刻も早く実現していくべきでしょう。病院内部のレイアウト、利用者・関係者の動線、その他時代の要請に即した対策が充分に取り込める、新しい病院への転換(=建替え)を果たしていく必要が迫ってきています。

ある日突然襲ってくるであろう「新・新感染症」への備えを整える、と同時に従来からの感染症以外の様々な「病気」、更に言えば、地球温暖化の結果とも思われる超大型台風の襲来、これに伴っての豪雨、河川の氾濫、その反対に広範囲にわたる山林火災なども想定されます。そうしたところで、中規模病院としての市立柏病院が東葛圏域の中で、どのような役割を担っていくのか、他の病院・医療機関との日常的な連携を維持しながら考えていく。建替えに当たっては、こうした役割を充分に果たしていけることまでを考慮したものでなければなりません。

今回、市立柏病院では(市長も認めたように)小児医療・入院体制の面で、一歩前進が見られました。従来は、その大半を松戸市の市民病院に頼り切っていたわけですが、今後は柏市でも、その一部を請け負っていく道が開けた、と言う意味で画期的なことだと思っています。これからはそれぞれの病院・医療機関が、一定の地域において、自身の役割が何なのかを明確に認識していくことが、大変重要な課題となっていくに違いありません。

                                 【総務部取材】


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  【令和2年4月号 #287】   市立柏病院現地建替え問題

3月柏市議会報告

「建替え」は感染症対策などを見据えて!

市立柏病院現地建替え対策委員会     

3月議会が終了しました。

 本議会では、市立柏病院の建替えを行うに際しての2条件(私たちは、これ自体理不尽なことだと思っていますが)に関連して、複数議員が市長の今、考えているところを質しました。

 小児入院体制確保の目途については、市長自身、専門医師の増員或いは入院実績からして、ほぼ達成しつつあると認識していることが確認されました。これは私たちにとっても、一歩「前進」と受けとめられることです。

 もう一つの「条件」、病床利用率については、少なくとも4月の下旬頃にならないと、令和元年度トータルとしての数値が判明しないので、現時点(3/末)では、確定的な記述をすることが出来ません。とは言え、私たちからすれば、平成30年度でさえ、老朽化した病棟・使い勝手の悪いレイアウトといった状況下で、医師・看護師・薬剤師その他病院関係者の献身的な頑張りで、80%を僅かに下回る数値(78.3%)を揚げられたことには、頭の下がる思いでおりました。市長としても某議員の質問に対し、やがて明らかになる「数値」を見た上で、「『建替え』を含めて考えていく」との回答をしています。この「回答」が何を意味しているのか不明ですが、従来からの市長の意思表明を想起してみると、何かニュアンスが違ってきているようにも見受けられます。この辺りのことに関しては、今後の推移を注意深く見守っていくこととします。
今、世間では、新型コロナウィルス感染症の拡大状況が、大問題となっています。今回の事態はいずれ終息に向かうとしても、このような新「感染症」は、これから先、さまざまな時に、さまざまな場所で起こり得ると言われています。私たちは、市立柏病院の病床利用率を高めていくことに異存はありません。これにより病院の経営基盤が安定・強化されるのであれば、それは市民にとって望ましいことです。しかしながら、今回の新型コロナ問題の事態推移をみていると、病院、特に公立の病院であれば、経営上格別の問題がない限り、病床利用率の向上をとことん追求するのではなく、緊急時対応に耐えられる程度の余裕を持って、運営していくことも必要ではないか、と考えます。その意味でも、こうした時代の要請に見合った、新しい病棟への建替えは、待ったなしの時を迎えているものと思っています。  

                                   
 【総務部取材】





  【令和2年3月号 #286】 市立柏病院現地建替え問題

残るは 市長の「決断」だけ!

                    市立柏病院現地建替え対策委員会

 市立柏病院の建替えは、病院建物の「老朽化」に端を発した行政課題です。この病院が、市民の命と健康を護り、増進を図っていく上で果たしてきた役割は、実に大きく意味のあるものでした。この病院が、雨漏りや、古い非効率なレイアウトの中、公立病院として異例な好業績を挙げ続けたのは、先生方、看護師、薬剤師、その他病院関係者による涙ぐましいまでの努力の積み重ねの結果です。そして、こうした日々の努力が、地域にも受け入れられ地域に根を張る一大医療機関へと花開いたのです。

 柏市もこれからは他の地方自治体と同様に、少子・超高齢化時代を迎えます。今後、行政課題は、全てこの時代背景を前提に、実施されていかねばなりません。病院事業との関連は、予測し得る大災害時対策、今回のような新型コロナウィルス感染症への対応など、従来の経験枠を超えた次元での事態を考えていかねばなりません。

 市立柏病院の建替えは、かつて市長自らが言われていたように、市民全体にとっての喫緊の課題です。既に始まっている3月議会においても、是非とも真剣な議論をしてもらいたいものです。この現地建替え運動を、6年間にわたって続けてきた私たちからすれば、条件は充分に整っている、後は「市長の『決断』だけだ」と思っています。       

                               【総務部取材】
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  【令和2年2月号 #285】 市立柏病院現地建替え問題

建替えこそが、病床利用率向上への近道!

医療公社管理課から、市立柏病院の令和元年度における病床利用率(2019年4月~12月)の数値が提示されました。この9ケ月間の平均は、76.1%です。今年度も後残り3ケ月、病院関係者の更なる頑張りで、通期80%を何とかクリアして貰いたいものです。一方「小児科治療体制確立の目途」の方は、実績(上掲同期間で、延べ35人の入院)を上げつつあり、頼もしい限りです。この問題が行政課題となった元はと言えば、間違いなく病舎の「老朽化」です。そして、これを現在地で建替えるには111億円程度の建設費用が必要とされ、病院建設債75億円の発行も予定されていたのです。それがいつの間にか、「多額の建設費用が見込まれるから、病床利用率の向上(80%以上)が求められる」といった、誠に奇妙な方向へ向かって行くこととなりました。私たちも、病院経営をより安定させていくに際して、この数値を上げていくことに何ら異存はありません。しかしその為には、一日も早く病院病舎の建替えに踏み切ることが一番手っ取り早い対応策だと考えています。今の時代に相応しい新しい病院にしていくことが、病院事業の安定と収支の向上に繋がっていくと、私たちは確信しています。皆さんからのご理解・ご支援をお願い致します。

                            【総務部取材】





   【令和2年1月号 #284】 市立柏病院現地建替え問題

本年もこれまで通り運動を続けます!

市立柏病院現地建替え対策委員会

この問題に取り組み始めて、6年が経過しました。これが行政課題として議会などの場に示されたのは、病院建物の老朽化ゆえのものでした。それが「移転」の可能性がなくなるや、建替えには多額な建築費用を要するので、病院はそれに対応し得る新たな収益構造を持たねばならないとされ、その具体的な指標が「2条件」の中の病床利用率18年度で80%クリアでした。その結果は78.3%とわずかに及ばず、19年度もこの80%達成が求められている状況です。

 市立柏病院は公立病院として、少なくとも平成22年以降黒字基調を継続しており、千葉県下でも1・2を競うほどの実績を挙げてきた医療機関です。これは、老朽化した建物や昔ながらの使い勝手の悪いレイアウトの中ながらも、病院の医師・看護師・職員の方たちの涙ぐましいまでの努力のものです。そしてさらに、これらを総合的・有機的に連繋させている医療公社並びに同管理課職員による適切な指導の賜物です。

 昨年11月、市立柏病院新改革プランに関する懇談会が設置され、①地域医療構想を踏まえた役割の明確化、②経営効率化に関しての医療公社自身による自己評価を含めて、意見交換が行われました。「経営効率化」では、引き続き病床利用率80%達成が課題とされ、全ての病院関係者がこの数値クリアに向け一丸となり奮闘努力中です。

元はと言えば「老朽化」が行政課題の発端であったのに、問題がすり替えられた感がありますが、私たちも従来通り、この病院を側面から支え、現地建替えに向けて運動を続けていくことにしています。引き続きご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

                                        【総務部取材】


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     【令和元年12月号 #283】 市立柏病院現地建替え問題  

2条件」達成に向け、最大限の努力!

野坂市立柏病院長と意見交換会

 11月19日(火)午後3時から、市立柏病院会議室において、野坂院長を囲んで地域住民代表者との「意見交換会」が開催されました。地域からは後藤委員長以下17名、病院側は院長、保健福祉部市原理事、医療公社管理課小倉課長など10名が参加、約1時間半にわたって、熱心な意見が交わされました。野坂院長からは、現有の医師・看護師・職員などと手を携え、今年度中に「2条件」を達成して、病院建替えに最大限努力をしていきたい旨の、心強い意思表示がありました。

                      
  【総務部取材】





     【令和元年11月号 #282】 市立柏病院現地建替え問題  

現地建替えまで 運動を続けます

市立柏病院現地建替え対策委員会

市立柏病院の建替えは、そもそも平成25年度に公表された「市立柏病院整備基本方針」に示されて以来のことです。ここに到るまでには、何年にもわたって、市内主要病院長、柏市医師会、同歯科医師会を始め有識者が、多くの時間と費用をかけて練り上げてきたものです。

従って、ほとんど意味のない「意見交換会」や「市立柏病院事業検討専門分科会」といった屋上屋を重ねるようなことは、全く不要なことでもあったのです。移転先の土地購入をしなくなったH28年2月時点で、直ちに現地建替えに舵を切り替えてしかるべきだったはずです。

私たちは今後とも今まで通り、この運動を自信持って続けていきます。引き続きのご支援・ご協力よろしくお願い致します。                           
                             【総務部取材】


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  【令和元年10月号 #281】 市立柏病院現地建替え問題

建替え判断は先送り 市議会答弁

市立柏病院現地建替え対策委員会

9月の市議会で、5人の議員が市立柏病院建替え問題に関して、現時点における市長の考えを問いただしました。

これらに対する市長答弁を要約すると、2017年7月末に病院事業検討専門分科会から示された2条件(病床利用率80%以上、小児医療の体制確保の目途)が、今年度を通じてどこまで達成されたかを見た上で判断する。従って、少なくとも来年3月末以降にならなくては結論に到らない、ということになります。

 これまでに本紙上において何回も言及してきましたが、ことの発端は、市長自らが病院建物の老朽化に基づいた建替えの必要性を、二つの具体案(現地ないしは移転先建替え)をもって提起されたところから始まったものです。移転の場合は、病院事業債の発行額は95億円、現地であればそれが75億円。いずれにしてもこれら事業債は、30年程の期間で償還される計画として示されていたのです。

基本設計から実施設計へと進んでいく中で、建設費全体を極力抑え込む努力はしなければなりませんが、日毎、月ごとに老朽化が進行していくにもかかわらず、意味のない「意見交換会」を実施したり、新たな「分科会」を設けて建替えへの「条件」を加えてくるのは、私たちの運動により「移転」ができなくなったことへの見せしめだったように思えてなりません。

 柏市内病院配置の現状からしても、二次救急病院は現在地にどうしても必要な医療機関なのです。皆さんと共に、これまで通り運動を進めていく決意です。

                         【総務部取材】




    【令和元年9月号 #280】 市立柏病院現地建替え問題

柏市議会議員 新しい布陣に期待!

柏市立柏病院現地建替え対策委員会

新しい柏市議会議員36名が決まりました。去る8月4日の日曜日に実施されたこの選挙。ただ、残念なことに投票率は過去最低を更新、全体で34.22%という結果に終わりました。(確定8月5日0時15分、柏市選挙管理委員会発表)当選者の内訳は、現職27名、新人8名、元職1名ですが、この方たちがこれからの4年間、市政の中で大きな役割を担って活動をしていくことになります。

柏市は今、他の地方自治体と同様にそれぞれ多少の時間差はありますが、いよいよ人口減少の時代を迎えます。併せて超高齢化社会が急激に、しかもそれが相当の長期にわたって持続していくことが確実に見込まれているのです。このような時代にあって、行政の役割はこれまでのそれとは、やはり大きく変わっていかなくてはならないものと、私たちは考えます。

開発の行政手法ではなく、市民全体の福祉重点へのシフトが求められているということです。その一つを、具体的な事項に言いかえれば、私たちが5年以上も取り組んできた、市立柏病院の現地建替えを初心に返って、一日も早く実現させることにほかなりません。

新しい議員の方たちには、この私たちの思いを是非ともご理解頂き、これを市民全体にも訴え、皆さんと共に従来以上に連帯を強化し取り組んでいきたいと思っています。ご支援ご協力よろしくお願い致します。

                                 【総務部取材】





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 【令和元年8月号 #279】 市立柏病院現地建替え問題

現地建替えまでガンバリましょう            柏市立柏病院現地建替え対策委員会

病院建物の老朽化が進行してきているから建替えをしたい(H26年2月頃)、と言い始めたのは市長です。市長は、当初この建替えに伴って、柏市最北部への「移転」を目論んでいましたが、現在地周辺住民からの反対運動の拡がりで、移転が不可能となるや「老朽化」への言及を控え、建替えるには経営基盤の強化が必要。それ故、決定に際しては、病床利用率UPなどといった「条件」を設定してきたのです。私たちは築後42~3年にもなる病院を,今風に建替えてこそ、経営基盤はより一層強化されていく、との観点からこれからもこの運動を続けていきたいと考えています。

                        【総務部取材】 





   

    
   【令和元年7月号 #278】 市立柏病院現地建替え問題

これからも自信をもって 早期建替えに向けた運動を続けていきます!      市立柏病院現地建替え対策委員会

市立柏病院建替え問題は、平成26年に市長(行政)側から私たち住民に提起されてきた課題です。その理由は当時すでに、建築後36~38年経過した病棟などの「老朽化」です。私たちの運動により、「移転」はなくなりましたが、それ以降市長は、建替えそのものへの意思表明を控えるようになりました。

当初「移転の芽」がある頃には、移転による建設費用が現地建替えより20億円以上も上回っていたのに、それがほとんど問題とされていませんでした。しかし、移転がなくなった今になって、建設費用(公式に約111億円)が膨大になるが故に、病院経営の基盤をより一層強化せねばならない、といったことを言い始め、建替えについての言及を避けるようになったのです。

 市立柏病院の経営状態は、千葉県或いは全国的にも公立病院として非常に良い状況下にあります。これを早期に建替え、医療事業を時代に即して整備していけば、経営基盤は確実により強固なものとなっていきます。私たちも、これを地域として側面的に支えていくことが、私たち自身、それに柏市民、周辺圏域住民にとっても望ましいことだと思っています。

現地に即刻建替えるべきです。
                        【総務部取材】



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   【令和元年6月号 #277】 市立柏病院現地建替え問題

早期建替えに向け 市長へ 改めての「要望書」を提出

 市立柏病院現地建替え対策委員会

築40年を越えて日ごとに老朽化が進んできている市立柏病院の建替えは、市長がこれまで議会を始め到るところで発言されてきた通り、柏市民にとって「喫緊の課題」です。団塊の世代とされる人々が、これから5~6年もするとその全てが後期高齢者となり、その間における行政諸施策や各地域・個人レベルでの努力によって、健康寿命の延長が図られるとしても、有病者数は相当の速度で増加していくことが見込まれます。しかもこうした趨勢からすると、既に始まっている人口減少の中で、少子化が相も変わらず継続していくのですから、地域のクリニックや(市立柏病院のような)二次救急病院で治療・入院を要する患者数は、かなり長期間高止まりのまま推移していくはずです。病院の建替え問題は、そもそもが建物の「老朽化」が発端となり、その必要性から行政課題として市民へ提起されてきたものです。市長は、建替えに伴って一旦は「移転」を目指しましたが、その移転の芽が失われるや建替えへの言及を控えるようになり、同時に結論引き延ばし戦術に転換してしまいました。

 私たちは、去る5月22日に市庁舎に出向き、後藤委員長以下町会代表者と、市長との面談を行い、その場で早期建替えの「要望書」を提出、併せて6月議会では是非とも建替えに関しての考えを明らかにされたいとの要請もしました。これらに対する市長の具体的返答はなかったのですが、直後の新聞記者取材では、6月7日議会招集日以降、何らかの意思表示をしたい旨発言されたとの報道がされました(5/23付・朝日新聞朝刊)。

 本誌6月号がお手元に届く頃には、本件に関する市長の考えが明らかにされているかもしれませんが、いずれにせよ私たちの運動の基本が大きく変わることはありません。老朽化した市立柏病院が、一日も早く現在の地で建替えられることこそが、地域にとっても又広く市民にとっても、その命と健康を護り増進させていく上で最も必要なことであるからです。

                            【総務部取材】






 【令和元年5月号 #276】 市立柏病院現地建替え問題

 建替え問題を 稼働率確保等にすり替え!

市立柏病院の現地建替え運動も、6年目を迎え、病院建物の老朽化に端を発したこの問題が、いつの間にか病床稼働率や小児医療体制確保が「条件」となってしまいました。築40年を超えて不具合が生じてきた病院は、何をさておいても先ずは建替えこそが必要です。

「移転」の芽が無くなるや 結論の引き延ばし!

移転予定とされた「県有地」の購入が出来なくなり、移転の可能性が無くなるや、市長の移転への意欲は日ごとに失われて、「条件」の縛りまでが加わってきました。平成30年度病床稼働率は、78.3%(4/17:朝日)と僅かに条件を下回りましたが、3年前と比べれば10%ほども上昇しているのです。

市立柏病院の経営状況は とても良好です!

市立柏病院の経営状況は、千葉県下でも非常に良好なレベルです。そしてこの状態は、病院・医療公社の努力によって引き続き、キープされているのです。

1日も早い建替えを!

市立柏病院の建替えは、1日も早く具体的に進めて行くべきです。連休明けには、ポスティングなどで市民への訴えを強力に進めていく予定です。引き続きのご支援・ご協力、宜しくお願い致します。

                            【総務部取材】


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  【平成31年4月号 #275】 市立柏病院建替え問題

困るのは私たちだけではありません!

3月の柏市議会で市長は、病院建替えに関して相変わらずあいまいな態度に終始していました。私たち対策委員会としては、引き続き現地での早期建替えを、従来にも増して地域住民・市民全体に訴えていくこと、そして市立柏病院が更に老朽化し、極端に言えば朽ち果ててしまうようなことになれば、現利用者を始め当該地域の住民、隣接地域住民の命と健康を護っていくことが大変困難となってしまいます。そうしたことにならぬよう、これからも皆さんと共に運動を進めていきたいと思っています。ご支援・ご協力方よろしくお願い致します。

            【総務部取材】



 【平成31年3月号 #274】 市立柏病院建替え問題
組織の総力を挙げて 取り組みましょう   市立柏病院現地建替え対策委・全体会開催される

2月7日(水)布施近隣センターで、市立柏病院現地建替え対策委員会の全体会が開催されました。

 出席者全員が大きな怒りと疑問を持っていることが明らかになりました。それは、市長がかつてから「病舎老朽化による建替えは喫緊の課題」と言ってきたのに、移転の可能性が無くなると共に明らかにトーンダウンしたことに対してでした。

 今後の運動として
①  本年3~4月にかけての県議選、8月初旬の市議選それぞれの立候補者宛への公開質問状の送付
②  市長への要望書の提出
③  5月連休明けごろには地域住民・市民全体に対してのビラによる訴え(駅頭配布、地域ポスティング)
④  新たな幟旗の掲示 など早期建替え実現を目指し、組織を挙げて取組みをしていくことにしました。

また、病院・医療公社とは、引き続き相互の信頼関係を維持・強化しつつ、市立柏病院が建替えにより、地域住民のみならず、柏市、更には我孫子市、野田市など柏市近隣の住民にとっても、より一層役立つ医療機関になるよう、地域として側面から支援していくことが確認されました。

そして、こうした私たちの運動を、時期を見はからいながら記者会見などメディアを通じて柏市民へ訴えていくことも了解されました。引き続きのご理解・ご支援を切にお願い致します。
                       
 【総務部取材】

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 【平成31年2月号 #273】 市立柏病院建替え問題

6年目を迎える私たちの運動

 病院が現在の地にあることの意味

私たちの「市立柏病院現地建替え」運動も、この2月末をもって6年目を迎えます。病院周辺地域の住民を始め、各地域市民の方たちの支援を頂きながら様々な取り組みを続けてきた結果、病院の移転は阻止することができました。この地域から病院がなくなってしまうと、現在の利用者だけでなく、今後2025年に向けて団塊の世代が次々と後期高齢化していくのですから、特にこうした人たちの受けるダメージは、計り知れないほど大きなものとなるはずです。

 また現在地(4万㎡)と、隣接する広大な「最終処分場」(12.5万㎡)は、いずれも市有地です。

今後東葛圏域が、全国各地に起きているような、大災害に見舞われた時は、市立病院が公立であることから、国や県との連携・対応が非常に取りやすい状況下にあると言えます。

 以上を念頭に、私たちはこれからも皆さんと手を取り合って、現地での早期建替えを目指して運動を進めていく所存です。2月7日に対策委員会・全体会を開催し、委員の皆さんと新年度に向けて具体的な運動の時期・方法など決めていくこととします。
引き続きのご支援・ご協力よろしくお願い致します。

                            【総務部取材】








 

【平成31年1月号 #272】 市立柏病院建替え問題

 5年の歳月が過ぎました

市立柏病院の建替え問題が起こって、既に5年の歳月が過ぎました。その間、病院周辺地域住民の皆さんだけでなく、本当に多くの市民からのご支援・ご協力を得て、予期した以上の長期にわたってこの運動は続いてきました。当初市長が意図した「移転建替え」がそのまま進んでいたら、現在地周辺の柏市のみならず、我孫子市西部地区を含めた広範域の医療体制に、大きなダメージをもたらしていたに相違ありません。

 喫緊の課題は、何処へいったのですか?

病棟の老朽化による建替えは、市長自身が議会やその他様々な場で、事あるごとに繰り返し言及されてきた「喫緊の課題」でもあったはずです。その喫緊の課題が、「移転」の芽がなくなると同時に何処かへ消えてしまったのです。

 中核市・柏市の代表者たる市長が、自身の「発言」に責任を感じることなく、最も病院を必要としている私たちが納得できる「説明」もないままに、仮に審議会から示された「2条件」が達成されたとしても、建替えるか否かは改めて考えるとのこと。こんな理不尽があって良いのでしょうか!
                          
 【総務部取材】


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 【平成30年12月号 #271】  市立柏病院建替え問題

年度末に向けて「2条件」の達成を!!

市立柏病院・野坂院長と地域住民との意見交換会が、去る11月2日(金)に開催されました。
地域関係者17名、病院と柏市医療公社関係者7名が出席。住民側からは参加者それぞれが、病院建替え問題の現状を踏まえた率直な意見を述べ、その後病院関係者からの説明・報告などがあり、有意義な場となりました。

 地域住民としては、「移転」が無くなったからには老朽化した病舎の建替えが早急になされなければならなかったはずなのに、審議会の「2条件」が示されるや、何故それまでほとんど問題にしてこなかった病院事業の採算性にこだわり始めたのか理解に苦しむ。むろん我々としても莫大な「病院建設債」の返済をしていくには、病院関係者が採算性の向上に向け、より一層の努力をすべきだが、それは、以降の建替え計画とその実施の中で具体化していくことであり、日々進行していく老朽化による不具合の手直しは、かえって余計な出費になってしまう。こうした考えを、是非とも市長には伝えて欲しい。

 病院側からは、建替えに当たっては借金返済が充分になし得るべく、採算がより重視されていくのは当然と言えるが、一方不採算医療を担うのが公立病院の役割でもある。今、病院としては、「2条件」クリアに向け全力で取り組んでいる。この度新たに開設した、病院の医師・看護師などによる「地域講座」も病院と住民・市民の隔たりが解消され、相互の信頼関係が強化されていけば、病床稼働率や事業採算全体により良い影響が期待されていくものと考えている。今後とも病院事業への理解と支援をお願いしたい、とのことでありました
                  【総務部取材】








 
【平成30年11月号 #270】  市立柏病院建替え問題

私たちの運動へ 一層のご理解・ご支持を   

この問題は、そもそも病院建物の老朽化から始まった話しなのですから、移転の可能性がなくなった時点で、直ちに現地での建替えに移行していかねばならなかったはずです。建物の老朽化に伴う建替えに「条件」が付けられること自体、何か不自然さを感じてきましたが、それはともかく、この建替えを機に、地域と病院の協力関係を強めていく運動が市民の皆さんに理解され、支持されていく運動でなければならないと考えています。

市立柏病院から、市民公開講座の案内が届きました。

「見過ごさないで!高血圧」市立柏病院糖尿病センター

  • 日時:11月12日(月) 14:00~16:00

  • 場所:アミュゼ柏 プラザ (60人先着)

  • 問い合せ先  ℡7134-2000 (市立柏病院)

                     【総務部取材】







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 【平成30年10月号 #269】  市立柏病院建替え問題

「運動」を 幅広く・強力に進めていきます!

もともと老朽化に伴う病舎の建替えなのですから、ここまで結論が引き延ばされること自体、大変不可解なことです。私たちは今後とも、運動を幅広く・強力に進めていく所存です。

 のぼり旗も新調し、現状を踏まえたビラの作成と駅頭や市内全域での配布活動を継続していきます。

病院・医療公社との連携を強化しながら、周辺地域の皆さんと共に、早期建替えを目指して頑張っていきます。変わらぬご支援・ご協力、宜しくお願い致します。
                    【総務部取材】








 【平成30年9月号 #268】 市立柏病院建替え問題

早くも「地域講座」に大きな関心!

市立柏病院の建替え問題は、審議会から示された「2条件」の進展状況、9月議会の動向を把握した上で、今後、市民向けのビラを作成し、配布をする予定です。また、9月中旬には幟旗を一部変更し新調します。
建替え問題は、病院舎屋の老朽化対策として、喫緊の課題です。私たちは早期実現に向けて、「早期に」と叫ぶだけでなく、地域と病院が一体となり、今の病院の在り方を基本的に変えていく必要がある、との思いに至りました。病院の美化運動に加え、市立柏病院(医療公社)から提案された同病院の医師・看護師・薬剤師その他関係者による「地域講座」の開設は、住民と病院が身近かとなり、病院経営の基盤強化につながる有意義な企画です。
この地域講座は、8月25日現在で地域の諸団体8件(10ヶ所)の実施依頼の申し込みがあり、その第1回目が、8月24日(金)布施新町いきいきネットワーク「ものがたり広場」で開催され、同病院・山村看護師より、日常の「食事や間食の取り方」のわかりやすい説明があり、20人以上の参加者からも積極的に質問が出るなど、有意義な地域講座となりました。田口病院副院長、小倉医療公社課長、両氏のご参加もあり、「講座」の目指す意義など再確認となりました。このような企画・対応の意義を深く理解し、皆さんと一緒に運動を進めていきたいと思っています。  
               【総務部取材】



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  【平成30年8月号 #267】 市立柏病院建替え問題

「地域講座」の開設に 早々の申し込み!!

市立柏病院が「地域講座」を開設、その内容・実施方法・申し込み手続き等に関しては、前月(7月)号で簡単にお知らせをしました。この間、各町会・自治会、その他地域内の老人会・サロンを始め諸団体に対しても、柏市医療公社から提供された諸資料と併せて配布並びに説明会を開催し、それぞれの団体や・グループに当該講座開設の主旨が充分に理解されるよう努力を重ねてきました。

その甲斐あってか、地域講座事務局の医療公社管理課には、既に8月~9月にかけて、老人会やサロンから具体的なテーマを指定し、日程を含めての実施申し込みがなされてきています。また、当協議会事務局にも各専門部として、開催時期や講師派遣の可能性等についての問い合わせなど、当初予期した以上の反響が持ち上ってもきています。

病院と地域がこうした関係の中から、相互の理解が深まり、共に支え合っていくことになれば、医療行為を施す側(医師・看護師・薬剤師等)とこれを受ける側(患者)との信頼関係も、より幅広く、強固なものとなって行き、病院の運営や経営の在り方に好影響が得られることが期待できるものと思われます。

医療公社は、この「地域講座」を富勢地域だけでなく松葉、高田・松ヶ崎、田中各地域でも拡大実施させていき、これら地域に根差した新たな二次救急病院へのステップアップを目指していこうとしています。

「地域講座」を活用し、市立柏病院と地域との関係を、より一層良好なものとしていきましょう。皆さんの協力を期待しています。
                 
 【総務部取材】








  【平成30年7月号 #266】 市立柏病院建替え問題      市立柏病院が「地域講座」を開設、    当協議会で全面的に協力!

市立柏病院建替え問題は、6月議会でも引き続き審議が重ねられました。市長の建替え時期などの答弁は、相変わらずあいまいですが、前年度の「審議会」で示された建替え2条件は、市長議会報告で、①病床稼働率、29年度で75%は2%以上のクリア②小児医療の体制拡充も、本年4月以降常勤小児科医師2人増員を確保するなどの進展が明らかにされました。

現地建替え対策委員会の運動は、病院と地域住民の強固な関係を築いて、市民全体、更に医療圏域住民にとって、より良い病院にするために、相互に努力を重ねていくことを趣旨としてきました。
この度、市立柏病院・医療公社より、病院と地域の相互理解を深めていくことをめざし、病院の医師、看護師が講師となり、病気予防や治療法などの地域講座を開設・その内容や進め方が示されました。実施に当たり、講師と住民参加者が、ただ話す・聞くだけでなく、その場で疑問が解決できる会合にするため、町会・自治会等を中心に10人前後規模での実施が想定されています。

当協議会は、これを地域全体で受け止め、実現のため、早急に体制を整え、各町会・自治会宛資料文書と併せて案内をしていくこととします。町会・自治会側も(役員会中心に)、この趣旨が住民の皆さんに充分に理解され、浸透していくよう努力して頂きたいと願っています。
         
          【総務部取材】







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  【平成30年6月号 #265】 市立柏病院建替え問題

本号の記事は別刷りの 「 立替えがピンチ(市立柏原病院建替え対策委員会ニュース 2018年5月号」 へ遷移します。







 【平成30年5月号 #264】 市立柏病院建替え問題

市立柏病院の建替え    地域と病院が共に協力していくことが基本

市立柏病院の建替え問題は今のところ、大きな進展がないままの状態です。

二次救急病院というのは、本来的に周辺地域クリニックと連携を取りつつ、その地域に根差していく医療機関でなければなりません。その上で時代の要請に沿いながら、一定の医療圏域の中で専門性をより高め、また必要に応じた高度医療機器の導入を果たしていくことなどをもって、当該地域内外の市民・住民の命と健康を守り、社会全体の健全化に寄与・貢献していく使命を持っています。

そしてこれらは、病院が一方的に取り組んでいけば良いというものではありません。医療行為の提供を受ける側(私たち患者)にとっても、病院の運営を、その背後から支えていくことが、超高齢化がより一層深化していく時代にあっては、強く求められているものと考えます。

その意味で、市立柏病院の利用率が高い病院周辺地域の住民組織が、病院美化運動や病院主催の健康講座に注力・協力をしていこうという新しい試みは、大変意義深い活動と言えます。皆さまにおかれましては、建替え問題への関心を高めて頂き、今後の具体的な呼びかけに対しては、積極的なご協力をお願いいたします。

        【総務部取材】






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 【平成30年4月号 #263】 市立柏病院建替え問題

建替えをきっかけに 地域と病院が
     - 協働で作り上げる新しい病院 -

3月議会一般質問が3月2日に始まり、病院問題に関しては6人の議員が、市長に対し、その後の経過確認や質問をしました。病床稼働率は本年1月で76.1%、小児科医師もこの4月以降2名の常勤医師確保が予定されているとのことでした。市長は相変わらず30年度の経過を見た上で建替え決定の判断をするとしか言っていませんが、病院や医療公社の努力で審議会から示された「条件」達成に向け、最大限の努力が続けられています。

 そもそも現在地から病院が無くなってしまえば、我孫子市西部地区を含む柏市の東北部(国道16号線の東側、同6号線の北側)地域の医療体制は、崩壊に値する状況となります。現在でさえ当該地域の医療機関は、他地域のそれに比して希薄化していると指摘されてきてもいたところです。

 私たちは、市立柏病院が今回の建替えを機に、これまで以上に地域と病院が日常的にその関係を強め、相互に支え合いながら時代の要請に沿った機能の拡充を果たしていくことができれば、そのことによって市民全体にとってもより利用し易い病院へとレベルアップしていくものと確信しています。

 私たち自身が、医療公社との協働で既に取り組み始めた病院の美化運動、病院並びに医療公社が企画する健康或いはフレイル予防講座などへの協力・参加、更には、地域と病院とが定期的に意見交換の場を持ちつつ互いに理解を深め合っていく、このような地域と病院の相互協力によって新しい病院の建設が進められていけばよいと思っています。
                 
 【総務部取材】 









  【平成30年3月号 #262】 市立柏病院建替え問題

市立柏病院 野坂院長と初めての話し合い

 市立柏病院現地建替え対策委員会が発足して、初めて市立病院の野坂院長と地域住民代表の話し合いが実現しました。2月15日(木)午後2時、市立病院にて、病院側は、野坂院長、吉田事務部長、および柏市医療公社佐藤理事、小倉課長、阿部副参事の5名で、住民側は富勢から7名、松ヶ崎、松葉町、東花野井から各1名が参加しました。

「この病院移転問題が始まり、5年目となり早期現地建て替え実現で、安心して暮らせる環境にして欲しい」「市立病院までの交通インフラの整備を実現して欲しい」等を要望しましたが、市側からは明確な回答はありませんでした。

野坂院長からは、審議会の答申書で示された2条件に関して、①ベッド稼働率は29年度は約76%の状態を30年度には80%にするために、今まで以上の改善や努力が必要。②小児科の医師の招へいは積極的に動いており、良い感触を得ているとの説明でした。

最後に、柏市立柏病院広報紙「かし和」が、病院内、近隣センターにあり、是非見てほしいとの事でした。

「かし和」30年1月号(年4回発行)の野坂院長挨拶では、

『柏市の審議会では、現地での病院建替えの方向性も示されましたが、竣工するには5年以上先と考えられます。それまでは黒字経営を維持しながら現在の施設を工夫して使ってまいります。不備な点や改善方法など、様々なご意見を「みなさまの声」の投書箱にお寄せ下さい。』(原文のまま)

今後、市立病院現地早期建替えを目指し活動します。ご協力よろしくお願い致します。
                                                  【総務部取材】


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    【平成30年2月号 #261】  市立柏病院建替え問題

私たちに何が出来るか 市立柏病院へ

市立柏病院現地建替え運動も5年目に入りました。

4年前の今頃は、移転反対、現地建替えを訴えての署名運動を展開し、平成26年4月に1万7千人分の署名を秋山市長に手渡しました。それから4年、柏の葉への移転は無くなりましたが、秋山市長は現地建替えとは明言せず、健康福祉審議会で、病院の在り方から審議するようになりました。

審議会では、老朽化に伴う病院は早期に建替えが必要との文言が織り込まれましたが、①ベッド稼働率を平成30年度に80%、②小児医療に関して、小児専門医の確保及び小児入院施設の確保という、二つの条件がつけられました。さらに、答申書には現地建替えは入っておりません。これらの条件をクリアすることは、地域住民にできることではありません、とにかく市立病院に努力して頂くことしかありません。柏市立柏病院は、柏市が設置し、指定管理者である「柏市医療公社」が管理運営しています。

今後、私たち地域住民の運動としては、病院美化をはじめ、他にできるようなことを市、公社と協議・検討しながら、進めていくことだと思います。皆さまのご協力をよろしくお願い致します。
                          
                       【総務部 取材






   【平成30年1月号 #260】  市立柏病院建替え問題

共に手を取り合って!

市立柏病院現地に早期建替え

市立柏病院建替え問題に、地域として取り組み始めて今年で5年目を迎えます。その間富勢地域だけでなく、周辺地域を含めて、多くの住民、市民の皆さんの理解を得て、少なくとも病院移転という最悪の事態をまぬがれる事が出来ました。残るは現在地での早期建替えを果たすだけです。

本紙12月号でもお伝えしたように、私たちは地域と病院が相互に支え合う関係をより一層強めていくために、地域として手始めに、病院敷地内の美化運動に取り組んでいくこととし、既に具体的な作業を実施したところです。そうした中で気がついたことは、病院の医師、看護師或いは関係職員の方たちが、この老朽化した病院建物の一日でも早い建替えを心待ちにしているということです。

私たち利用者も同様にそれを願ってきたのですから、これからは両者が互いに手を取り合い、協力し合っていくことが肝要なことと考えます。

今回の美化運動だけではなく、市立柏病院に地域として何が出来るのか、これから皆さんと共に考えいろいろ提案していきたいと思います。これまで以上のご支援・ご協力を、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

                        【総務部 取材】  
  

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【平成29年12月号 #258】  市立柏病院建替え問題

市立柏病院の庭を花で 癒しの場に…

市立柏病院の建替え問題に関しては、本年8月に審議会から、現在地での早期建替えを基調とする「答申」が出されました。その後、同病院ではそこに示された2条件の実現に向けて、職員を始め関係者全体が一丸となって頑張っているところです。

今回、医療公社からの呼びかけもあって、私たち富勢ふるさと協議会として、病院外回りの美化運動に協力をしていくこととしました。幸い日頃からこうした活動に積極的に取り組んできたグループからの申し出もあり病院敷地内の一定区画に、季節の草花を植え育て、除草などをしていき、入院患者や利用者の心を少しでも癒していければと考えました。

市立柏病院のような二次救急病院の在り方の基本は、病院そのものがその地に根ざしていくことです。病院と地域住民が、相互に支え合う関係が構築されることによって、周辺の地域の人々にとっても、この病院を安心して利用できることになります。その意味で、今回の新たな取り組みは、将来に向けて意義あるものと思っています。

この美化運動を当協議会の事業の一環と位置付け、その活動の範囲は病院にとどまらず、いずれ地域内公共施設にもその輪を広げたいと考えています。詳細は今後検討していきますが、この事業に協力頂ける方は、是非とも下記へご連絡下さい。

協力申し込み先 当協議会総務部

電話7132-3100 FAX7132-3107

布施近隣センター内

                            【総務部】









  【平成29年10月号 #257】  市立柏病院建替え問題

なんだか不自然、

       柏市長 9月市議会の答弁

9月の柏市議会において、多くの議員が市立柏病院早期建替えへの決断を求めたのに対し、市長は答申の中に示された2条件(病床利用率の向上と小児医療体制確立の目途)を先ずはクリアした上で判断していく、これらがクリアされない場合には、建替えそのものが無くなる可能性にも言及されました。

病院の老朽化ゆえに、「建替え」が審議・検討されてきたのであり、建替えることによって経営基盤強化を図っていくとされていたことが、どうやらその順序が逆転してしまった感があります。「答申」の基調は飽くまでも「早期建替え」であり、「附帯意見」では、建替え場所が「現在地」と明記されてもいます。それ故、今回の「答申」と「2条件」との間には、明らかに大きな矛盾や不自然さがあるものと、私たちは思っています。

市長は、この度の9月議会施政方針の場で、次期市長選出馬への意思表明をされました。これまで公式の場で市長は、何回となくこの建替え問題を、「喫緊の課題」としてきました。ならば2条件は努力目標と受け止め、1日も早く建替えの決断をすべきです。
喫緊の課題でありながら、なおその決断ができないとすれば、そこにも私たちは、何か不自然さと疑問を感じます。皆さんも、もう一度真剣に考えてみて下さい。

                                【総務部取材】






  【平成29年9月号 #256】  市立柏病院建替え問題

病院の建替えは「早期」に、

条件は「努力目標」に!

市長に「要望書」提出 市立柏病院建替え問題

昨年5月以来9回にわたって開催されてきた、市立病院事業検討専門分科会が、去る8月10日、市長に「答申書」並びに「附帯意見」を提出しました。病院の建替えは早期に(答申書)、建替え場所は現在地で(附帯意見)という内容ですが、市長の建替え決定条件として、「①病床利用率29年度75%、30年度80%のクリア、②小児入院医療体制の目途(医師の確保)」が出されました。この二項目は、今後の病院経営上、重要な課題ですが、そもそも建物等の老朽化が問題の建替え事業ですから、これに条件が添えられること自体、問題です。

即ち、市立柏病院がリニューアルされ、新しい医療機器の導入、若手医師の研修制度、医師・看護師・職員の待遇や環境が整備されていく中で、病床利用率が向上し、優秀な医師等の確保がしやすくなるという側面があるからです。

 対策委員会は、審議会の総意である①病院の現在地における早期建替えと、②審議会が示した条件は、「努力目標」とすること、以上の二点を秋山市長宛に要望書を提出することとし、9月議会直前の8月28日(月)に実施したとのことです。 

                                                  【総務部取材】

柏市長に市立柏病院のあり方についての「要望書」を提出 (平成29年8月28日)


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【平成29年8月号 #255】  
市立柏病院建替え問題

「条件」ではなく、「努力目標」とすべきです!

 去る7/25(火)開催の第9回専門分科会宛に提出された「答申書」・タタキ台では、同分科会事務局から、病院建替え決定に際しての「条件」が示されました。それは、①目標病床利用率を29年度で75%、30年度には80%を達成すること、②その間に小児科入院体制の目途が立つこと、とするものです。

 老朽化した病院の建替えは、平成24年度に策定された「中期構想」からの喫緊の課題です。市民福祉の中の、市民の命と健康を守る上でその中核を担う市立病院建替えに当たって、こうした「条件」をつけることがあってはなりません。

 私たちも上記①・②はいずれも大切な事項と考えます。しかし、これを「条件」とした場合、もし結果的に僅かでも数値が下回ったり、「目途」が意図的に回避され、条件未達ゆえ建替えはしない、などと言われてしまったら、それこそ元も子もなくしてしまいます。従って私たちは、これらを「条件」ではなく「努力目標」と位置付け、現地での建替えを早期に着手していくべきものと思っています。
                     
  【総務部取材】










【平成 29年 7月号 #254】
  市立柏病院建替え問題

専門分科会、開催はあと2回!

       よりよい病院への答申案を・・・

6月21日(水)をもって6月議会が閉会となりました。

今議会では、市立柏病院建替え問題の一般質疑の場で、8人の議員が質疑を行い、その多くは、市長のこれまでの話し合いの受け止めかたに絞られました。市長は、最重要な現地の問題を横に置き、論じる態度を保持しています。
市長は8月末の最終「答申」の結果で、自分が決定するとし、病床稼働率と今後の見通しを見極めたいとの意向をほのめかしましたが、その見極めにも、建替え場所を始め、具体的な条件を確定することが、正確・的確な判断に不可欠です。

私たちは、残された2回の審議会で、現地での建替えを基盤に市民に役立つ病院を目指した答申案を求め、皆さんと共に頑張っていきたいと思っています。

★今後の分科会の日程>

・第9回専門分科会7月25日(火)14:00~ウェルネス柏
・第10回専門分科会8月30日(水)14:00~市庁舎 

                                           【総務部取材】

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【平成 29年 6月号 #253】
  市立柏病院建替え問題

長瀬慈村先生の講演会開催

5月13日土曜日夕刻、柏市医師会副会長の長瀬慈村先生を、根戸近隣センター体育館にお招きしての講演会が開催されました。雨天にもかかわらず130人を超える参加者となり、この地域における病院問題への関心の高さが証明された形となりました。

テーマは、「あなたの健康と地域医療」ということで、私たちが健康で長生きしていくための、日常生活上の心がけ、ちょっとした工夫やヒントなど笑いを交えながら話して下さいました。また柏市医師会の役割に加え、柏市が目指す在宅医療並びに地域包括ケアシステムの現況や今後の方向にも言及されて、予定の90分はまたたく間に過ぎていきました。

やがて建替えられる市立柏病院が、これまで以上に柏市民全体、更には圏域住民にもより一層役立つ医療機関になって行かねばならない。そしてそのためにはこの地域に病院が残りさえすれば良いとの意識ではなく、病院と地域住民が相互に支え合っていくシステム作りに、私たち自身が何らかの形で参画していくべきだろうと、この講演会を通して、改めて感じた次第です。

講演の内容は、こちら        
                              【総務部取材】









 
【平成 29年 5月号 #252】
  柏市立柏病院建替え問題

 いよいよ 大詰めに!!

柏市健康福祉審議会・市立病院事業検討専門分科会における、病院建替えに伴う「病院の在り方」審議も、いよいよ終盤の時期を迎えています。
既にお知らせした通り、分科会事務局からは「仮」としながらも、現在地での建替え場所に関してA・B・Cの3案が提示されました。そもそも病院建替えは「喫緊の課題」(たび重ねての市長発言)であったにもかかわらず、分科会開催の頻度やその進め方は、私たちからすれば、悠長な動きとしか映りません。
移転先とされた柏の葉地区県有地の購入がなくなった今、将来を見すえた「在り方」の論議は、速やかに進めていくべきです。

それはともかくとして、私たちは現地に病院が残りさえすればよいと考えているわけではありません。私たち自身も超高齢社会の下で、市立柏病院が病院建替えを機に、どのように変革されていけば市民全体にとってより良い医療機関になり得るのか、皆さんとともに考えていきたいと思います。
その一環として、下記の通り「あなたの健康と地域医療」と題する講演会を企画しました。お招きする講師は、柏市医師会副会長として長年にわたりご活躍の長瀬慈村先生です。先生のお話しの中から、あるべき病院の姿が私たちなりにイメージできていくのでは、と期待しています。
多くの方のご参加を心よりお待ち致しております。


長瀬慈村先生・講演会

Text Box: 病院建替え問題  第8回専門分科会のお知らせ
日程:5月30日(火)14:00~16:00
場所:市役所本庁舎5階第5・6委員会室
傍聴要請:傍聴される方は当日13:20頃1階ロビー集合
【総務部取材】
演 題:「あなたの健康と地域医療」

日時:平成29年5月13日(土) 18:30~20:00

場所:根戸近隣センター・体育館

その他:参加無料 直接会場へ
問い合わせ先:  090-(坂巻) 090-9(手塚)


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  【平成 29年 4月号 #251】  市立病院建替え問題

「(仮)現地建替えプラン」の

(仮)は取るべしという意見が大半!

 先月号でお知らせした通り、去る3月23日第7回専門分科会が開催され、傍聴者は40人、この問題への関心が相変わらず高いことが充分に見て取れました。

 本分科会・事務局側からは、建替え場所が確定されないままに市立柏病院の在り方を論議することなど無意味・不可能、とされた前回分科会における意見に沿って(「仮に」と断りながら)、現地建替えを前提に新たなプラン(前回提示プランの修正版)が、様々な資料と共に示されました。しかしながら、移転先がなくなってしまった今に到って尚、「仮に」といった注釈付きのプランが出てくること自体、やはり不自然すぎます。本分科会に残された審議時間・課題の大きさからしても、次回第8回・専門分科会に向けては、この「場所」問題の整理を当分科会・会長並びに副会長に委ねた上で、第8回以降の審議をより有効なものとしていきたいとの意見が出され、本分科会としてこれが了承されました。

(次回分科会 5月30日(火)14:00~ 市役所5階)

 これまでの審議では、地域バランス上、現地から病院をなくすわけにはいかないとの認識は、分科会内部にほぼ浸透したものと思われます。これも富勢や、近隣住民の現地建替えへの強い思いがあったればこその結果だと考えます。残された期間の中で市立柏病院が、病棟建替えを機に当該地域のみならず市民全体にとっても、より一層存在意義ある病院となるよう真剣な審議がなされていくことを期待したいと思います。

                                     【総務部取材】








 
   【平成 29年 3月号 #250】

次回(3/23)審議会!

いよいよ、現地建替えを前提とした議論へ!

病院建替え問題を審議する第6回・専門分科会が去る2月20日開催されました。 会議では、事務局(医療公社)側から示された「柏市立柏病院 新改革プラン」の説明後、活発な意見交換がありました。プランそれ自体より、実現へのプロセスが、甘すぎるといった指摘がありました。 また、病院の「在り方」論議といっても、具体的な場所が確定しない限り、踏み込んだ議論ができないといった厳しい意見が出されました。 従って次回審議では、これ(要するに現地建替え)を明確にした「プラン」の提示が強く求められ、同席の副市長からも、その方向で検討するむね、意思表明がありました。
次回分科会は、3月23日(木)本庁舎5階の委員会室で開催されます。この日は、病院建替え問題の大きな山場でもあります。多くの方の傍聴を期待しています。          
  

               【総務部取材】

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 【平成 29年 2月号 #249

もう「現地建替え」しかありません!

    ― 審議の内容や進め方は、市民に分かり易く ー

前月号でもお伝えしたとおり、市長が市立柏病院の移転先とした柏の葉中央地区・県有地は、今後、柏市としては購入しないこととなりました。ならば「病院の在り方」を審議する専門分科会は、直ちに現在地を前提にした論議・検討に向かうべきと考えます。

平成24年度の「中期構想」から始まって今日に到る間、当該問題に費やされた時間、労力、そして費用がどれほどのものであったか。現在地を含む14ヶ所の候補地が、4ヶ所に絞られ、最終的にはそれが「現地」と「柏の葉中央地区」に限定された上で、市長は一旦移転への意思表明をされました。その移転先の土地を購入しなくなった以上、また、市長自らが再三にわたって公言されてきたように、病棟の老朽化による建替えが喫緊の課題であるからには、普通の市民感覚で言えば、速やかに現地での建替えを前提に、より具体的な審議に入らねばなりません。もし、それができないのであれば、その理由を明らかにすべきです。

専門分科会の場は、全ての市民に公開されているものです。市民の誰にとっても、審議内容やその進め方は可能な限り分かりやすいものでなければなりません。私たちは、こうした点を審議会のメンバーに強く訴えていきたいと思います。次回、第6回・専門分科会は、2月20日(月)14:00~ ウェルネス柏の4階会議室で開催されます。多くの方の、傍聴を期待しています。

【総務部取材】








 
  【平成 29 年 1月号 #248】

移転候補地の購入はしない!

審議会冒頭で医療公社理事が明言

柏市立病院建替え問題

昨年12月20日(火)市役所において、柏市健康福祉審議会・第5回専門分科会が開催され、過去最高の45名を超える傍聴者がありました。

分科会の雰囲気も、移転候補地(柏の葉・県有地)に関しては、今後、柏市がこれを「公共用地として購入することはない」と、医療公社理事が明言したことから、これまでとは大きく変わってきた感があります。私たちはこの発言によって、移転の選択肢はもはや完全に失われたものと考えます。このような状況の変化は、何と言っても多くの地域住民の粘り強い運動があったからこそのことです。

とは言え、現地建替えが確定した訳ではありません。審議会に決定権はなく、決定するのはあくまで市長です。市長がどこまで審議会の意見を取り入れるのか不透明であることに変わりはありません。現地建替えが文字通り正式に機関決定されるその日まで、私たちはこの運動をより一層力強く進めていく決意です。引き続きのご支援・ご協力をなにとぞ宜しくお願い致します。    

 【総務部取材】


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  【平成 28 年 12月号 #247】

市立柏病院は 決して「赤字体質」ではありません!     第4回・専門分科会報告

11月22日(火)第4回(審議会)・専門分科会がウェルネス柏で開催されました。相変わらず市民の関心も高く、準備された傍聴席も埋め尽くされていました。

審議内容は市立柏病院の経営状況の説明に始まり、施設の現状・課題の説明、市民アンケートの実施報告、県の地域医療構想など、詳細な提示資料の下で、様々な意見や見解が交わされました。

病院の経営状況については、H26年11月に松葉中にて行われた市民説明会で市は、「この病院は外来診療比率が高く、赤字体質である」と言い切っていました。ところが今回の資料では、H24~27年度でみると「毎年度の経常黒字分が将来の施設整備に向けた現金積立となっています」に続いて「補助金等を除いたところでも、H26年度までは、ほぼ収支同額ですが、H27年度では1億7,400万円の医業利益が出ています」といった説明になっています。外来診療比率が変わっていない基調でのコメントですから、2年前の市民に向けた「説明」は、一体何だったのか大きな疑問を感じたところです。

「地域包括ケアシステム」の市立柏病院を目指します!

私たちは、市立柏病院が建替えを機に、この地域周辺を中心に、市民全体あるいは医療圏域住民にとっても、より有益な病院になっていかねばならないと思っています。そのためには医療圏域にある、他の病院や医療機関との連携強化や、公立病院として担うべき分野への進出など、目前にせまってきた超々高齢化社会を見すえつつ、時代の要請に即した新しい「病院像」を作り上げていかねばなりません。

その点からも、今、柏市が目指している「健康長寿の町づくり・地域包括ケアシステムの構築」を、私たちの地域で私たち自らで具体的に取り組んでいくことが、大きな意味を持つこととなります。病院と地域とがより密接に結びついていく中で、地域包括ケアシステムが活かされていくことで全市民・圏域住民にも役立つ病院になる、と私たちは確信しています。引き続き、審議会の動向にご注目下さい。

次回の審議会は12/20(火)14:00~

本庁舎5階 第5・6委員会室で行われます。

        【総務部取材】








 【平成 28 年 11月号 #246】  市立柏病院建替え問題

少し、審議会らしくなってきました・・・

 第3回市立病院事業検討専門分科会が、10月18日(火)午後2時 ウェルネス柏4階会議室で開催されました。傍聴者は、異例の30人満席状態となりました。

 審議は第2回分科会「まとめ」の後、柏市第五次総合計画における「感染症対策・災害医療・障害者医療」について行政施策方針などの提起に終始、
相変わらず病院建設場所についての議論にはなっていません。立地を決めないまま、市民に提供される医療サービスのあり方を審議することに、どれだけの意味があるのか改めて疑問を感じました。

 とは言え今回は、対策委が事前(10/7)に「委員間の審議に重点を」と申し入れしたこともあって、従来の分科会に比べては、それなりの意見交換もなされ、変化の兆しが見えてきたように思います。次回4回目は、「11月22日(火)午後2時~・於:ウェルネス柏4階会議室」で開催されます。多くの方の傍聴参加をお待ちしています。

                【総務部取材】



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 【平成 28年 10月号 #245】

審議会を「審議」をする場に!

柏市健康福祉審議会市立病院事業検討専門分科会の第2回会合が、去る8/29(月)に、市庁舎5階の委員会室で開催されました。議事の内容は、「柏市第五次総合計画にみる医療課題について」から始まって、「救急搬送・小児二次医療・在宅医療」といった項目にわたるものでしたが、会議時間の大半が行政事務局側から提示された資料の説明に当てられ、実際の「審議」は、若干の委員がその説明や資料に関して、意見や感想を述べた程度のものでした。

第1回目(5/31)も、審議の進め方・顔合わせ程度で終わりました。

第3回目(10/18)の予定議事も、多くの項目が示されているところから、このままでは審議会が「審議の場」ではなくなってしまう可能性があります。

対策委事務局として、9/6(火)に医療公社(審議会事務局)に対し次回以降、会議の進め方を改めるよう強く申し入れました。

改めて言うまでもなく、審議会は「審議の場」であって、行政が準備する資料の「説明」だけの場ではないはずです。こうしたことがあいまいなままに進んでいけば、どこかの自治体における施設移転問題の「二の舞い」にもなり兼ねません。今後の推移を、皆さんと共に注目していきたいと思います。 

           【総務部取材】







 
【平成 28年 9月号 #244】

全市民にとってより良い病院を目指して…

柏市健康福祉審議会における第2回「病院事業検討専門分科会」が、8月29日に開催されました。その内容については、次号(10月)にて報告させて頂きます。

市域北東部に医療崩壊をもたらすような「病院移転」など、行政施策として認められるはずがありません。私たちとしては、現地で建替えられる病院を、どのような内容や姿にしていけば全市民更には圏域住民にとって、より使いやすい医療機関になっていくのか、これからも「専門分科会」における議論を含め、多くの方たちとも手を携え、学習・勉強を重ねていきたいと考えています。ご意見・ご要望・ご提案等ありましたら、対策委員会・事務局宛ご連絡願います。

(℡・Fax7132-5829:手塚)

                         
  【総務部取材】

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【平成 28年 8月号 #243】

市立柏病院の建替え問題勉強会・講演会などを企画

市立柏病院の建替え問題については前号でもお知らせしたように、健康福祉審議会の専門分科会において、今後様々な角度からの再検討がなされていくこととなりました。対策委員会としては、これまでの経緯・関係者間の議論の流れからすると、この進め方自体に大きな疑問を感じてはいるが、決まったからにはそのフィールドで住民の考えや思いを、従来にも増して訴えていきたいとしています。

6月27日に開催された対策委員会全体会では、これから先、我々の側も市立柏病院を病棟のリニューアルだけでなく、これをどのような医療内容・役割を担ったものにしていくべきなのか、一定の考えを持つ必要があります。そのために、これに向けた勉強会・講演会を企画していくことになりました。

第1回目として、8月下旬に柏市医師会副会長・長瀬慈村医師を招いて、「柏市における地域医療の現状と柏市医師会の役割」と題する講演を予定しています。但し、今回は会場スペースの関係から町会代表者と対策委員会メンバーとなってしまいます。

住民・市民向けには、後日改めて機会を設けていきたいとしています。

       【総務部取材】







 
【平成 28年 7月号 #242】

第1回「病院事業検討専門分科会」開催!

「市立柏病院事業検討専門分科会」の第1回会合が、5月31日(火)に開催され、坂巻勝体育部長が富勢地区代表として出席。対策委関係者15人が会議の成り行きを傍聴しました。第1回目の会合は、千葉県による「地域医療構想」の概略紹介や事務局側からの配布資料・今後の進め方についての説明が大半となりました。各委員(計14名)の自己紹介の場があり、その経歴、立場、意見がおおよそ判った次第です。

今後は、2ケ月に1回程度の頻度で会合が開かれます。上記、県の「地域医療構想」や、国の公立病院改革に関する「ガイドライン」にしても、この両者と私たちが展開してきた現地建替えの「理由」との間には、相反することが殆どないと考えています。これからも会議の内容・問題点等、その都度何らかの方法でお伝えしていきますので、ご注目と引き続いてのご支援宜しくお願い致します。   【総務部】

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【平成 28年 6月号 #241】
   市立柏病院建替え問題

当協議会より審議会委員1名派遣!

秋山市長の、従来の移転方針を「白紙」に戻すという意思表明を受け、本年度以降、健康福祉審議会の中に「専門分科会」を新たに設け、全てをゼロベースから再検討していくことになりました。

その専門分科会の委員として当協議会へ、委員1名の派遣要請がありました。これは公募による2名の市民代表に加えるものです。

当協議会の体育部長であり、対策委員会事務局も担当している坂巻勝氏に、その任を引き受けて貰うこととなりました。

老朽化した病院の建替えは、市長自らが繰り返し言われてきたように喫緊の課題です。私たちはこの「分科会」の中で、病院建替えが現在地でなされ、さまざまな観点・理由から、柏市全体として最も望ましい「選択」であることを強く訴えていくことになります。

皆さんの、相も変わらぬご支援・ご協力方どうか宜しくお願い致します。 









 
 【平成 28年 5月号 #240】
  柏市立病院移転問題

「専門分科会」へ委員を派遣

3月の市議会で秋山市長は、凍結していた病院移転問題を一旦、白紙に戻しました。今後、柏市の付属機関の健康福祉審議会に、新たに専門分科会を設け、同病院の今後のあり方を、ゼロベースから検討し直すことになります。

検討期間は2年程度が見込まれていますが、これ自体、市長が病棟その他の老朽化への対応は、喫緊の課題と言い続けていたことと大きく矛盾しています。

そこで対策委としては4月12日、市長との面談を申し入れ、要望書と共に現在地での早期建替えを強く求めました。この専門分科会に、市民公募枠以外に当協議会からの委員派遣要請がありました。

私たちは、この「検討し直し」の意図に釈然としないものを感じますが、これからはこのメンバーを通じて、私たちの主張を精一杯展開していくことになります。

一定地域に医療崩壊をもたらすような「施策」は、柏市全体に決して良い結果にはなりません。現在地での建替えが、全市民の福祉の向上につながっていく、そうした観点からの意見や知恵を皆さんと共に考え、出し合って行きたいと思います。変わらぬご支援とご協力を、どうかよろしくお願い致します。


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【平成 28年 4月号 #239】
 
 柏市立柏病院建替え問題

移転計画が白紙に戻り 新たな展開に!

 3月3日の市議会で市長は、柏清風・代表質問者への答弁で、議会初日の2月26日の施政方針表明時とは一転して、一旦「病院移転」を断念しその計画を白紙に戻して、新たに諮問機関である健康福祉審議会の中に「専門分科会」を設け、ゼロベースから検討し直す旨の考えを明らかにしました。対策委としては、取り敢えずこれを一歩前進と受け止めはしますが、「白紙」がそのまま直ちに「現地建替え」を意味するものではないことが、その後に続く議員による追究・問いかけへの市長答弁から推察できます。

私たちは、昨年の後半に実施された、57回の町会ベースの「意見交換会」を通じて、病院移転の理由やその論拠がいかに「薄弱」でしかなかったかを知ることができました。地域医療を崩壊させても、なお病院移転が「必要」であると言うのであれば、当該地域の住民が心の底から理解・納得し得る「理由」が、具体的な内容を伴って示されなければならないはずです。

私たちは市立柏病院を、いよいよ差し迫ってきた超高齢社会の中で、今、行政が強力に推進しようとしている「地域包括ケアシステム」の中核施設と位置付け、医師会を始めとした関連諸組織・団体とも手を携え、私たち地域の周辺域とも協働して「健康長寿の町づくり」を実現していきたい、と考えて来ました。従って私たちは、ただ単に病院の「移転」に反対しているのではありません。将来の人口動態や財政事情の行く末などを充分に見すえて、行政施策に頼るだけでなく、自分たち住民自らの「役割」をも果たしつつ、新たな地域づくりを目指しているのです。

今後、こうした私たちの考えを行政や市民の皆さんに訴えながら、市立柏病院の現地建替えに向けた運動を続けていくことにしています。皆さんの、更なるご理解とご支援を切にお願い申し上げる次第です。





 
 
【平成 28年 3月号 #238】 
 柏市立柏病院建替え問題

 3月柏市議会(2/26~)に注目!

私たちの運動も、間もなく3年目を迎えます。その間、本当に多くの皆さんから、力強いご支援とご理解を頂き、市内各地域へと拡げていくことができました。昨年11月に柏市医師会による市長宛白紙撤回の「要望書」提出や、各議員・政党からの働きかけ等々、私たちの運動があってこその結果と言えるものです。こうした背景の中、 2月26日から3月議会が始まっています。

公立の施設として、長年にわたり市民・地域住民の健康と医療を支え、これから更に多くの住民の利用が見込まれる市立柏病院が、多くの市民の納得する充分な「理由・説明」のないまま、「移転」してしまうようなことがあってはなりません。これまで、行政側から示された移転理由の説明も「移転もやむなし」と受けとめられるものでは全く無かったと言えます。

いまだ市長の当該病院問題に関しての態度表明が不明です。でも、何らかの意思表明をせざるを得ないはずです。
皆さん、是非とも3月柏市議会の動向に注目して下さい。



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  【平成 28年 2月号 #237】  柏市立柏病院建替え問題

移転希望の理由って、こんなこと?

1月15日発行の広報「かしわ」には、昨年5~12月にかけて市内全域で実施された町会・自治会をベースとした、市立柏病院建替え問題に関する「意見交換会」(57ヶ所)についての報告が掲載されています。そこでは、意見交換会の中で出された様々な意見を、ただ並べただけの「まとめ」です。

市立柏病院現地建替え対策委員会では、特に「柏の葉へ移転を希望するというご意見」について、委員会としてのコメントを取りまとめました。

①  柏の葉地域は、人口増・将来性が期待できる
⇒ ならばどうして、人口増を予測して、学校建設予定地(=病院移転候補地)に2校目の小学校を建設しないのか?

②  柏の葉キャンパス駅から近く、アクセス性が良く、柏市民にとって良い
⇒ 柏の葉キャンパス駅周辺域の住民は、駅そのものは病院へのアクセス性に何ら関係がない。同駅を利用する人でアクセス性が良いのは、TX沿線の流山・松戸或いは利根川を越えて来る守谷方面の住民であって、柏市住民の大半は、鉄道駅における1回ないし2回の乗り換えが必要となることから、アクセス性は明らかに悪化してしまう。

③  近隣病院との連携により、良い医師が集まりやすい
⇒ 医療公社管理課の説明では「患者に対する合同のカンファレンスなど、徒歩でなければ十分な連携ができない」(富勢・土谷津町会との意見交換会要旨P-5より)とされているが、「十分」な医療連携が「徒歩の範囲」でしかできないなどということは今や絶対に在り得ない。昨今の医療連携は、病院間の距離を克服して現に実施されている。(具体的事例の資料は、当委員会で取得済)

④  移転候補地の土地の取得に24億円かかるが、新たに土地資産が増える
⇒ 広大な現有地(市所有)の中で建替えればよいはずの病院を、何故に24億円もの余計な費用を使ってまで移転させなければならないのか。バランスシート上で資産が増えたとしても、税金の無駄遣いであることに変わりはない。

「柏の葉へ移転を希望する」理由が、このようなものでしかないのだとすれば、これは大問題だと思います。私たちだけでなく大半の市民が不便・不利益を被り、しかも余計な税金が使われてしまうような病院移転の方針は、やはり絶対に認めるわけにはいきません。皆さんと力を併せてこの「方針」を撤回させていきましょう。







 
 【平成 28年 1月号 #236】

「凍結で越年 市立柏病院建替え問題」

病院は地域バランスの中にこそ・・・

そもそも市立柏病院のような二次救急病院は、基本的に地域バランスの中に置かれるべき施設です。長い歴史と共に相互に支え合ってきた「地域住民」と「病院」との関係、しかも利用者が多い病院が、ある日突然、その関係を断ち切ってしまうことは、福祉行政の中に、絶対あってはならないことのはずです。

運動と共に理解の深まりと拡がりが・・・

対策委員会はこの問題を、柏市全体の現在と将来に向けた医療の在り方や財政問題とも結びつけて考え、運動を進めてきた。そして、こうした動きがマスメディアでも取り上げられ、問題の所在が明らかになっていくにつれて、平成27年に入って以降、一部政党、更には柏市医師会からの働きかけもあって、同年3月議会の場で市長は、移転に関わる「作業凍結」の意志表明に向かわざるを得なくなる。行政はその後、「意見交換会」と称した町会単位の会合を、12月初旬までに市内57ヶ所で開催、当該問題に関して住民から「率直な意見」を聴き、これらを総合的に取りまとめ、今後の方向を決めていく上での参考にする、とされた。

現地でも経営改善:行政自らが証明・・・

一方、市立柏病院はこれまで柏市医療公社が、平成27年度末を期限とする市の「指定管理者」としてその経営を任されてきた。この度その期限到来を間近に控え、平成32年度末まで5年間にわたる、いわば期限延長のための選定委員会による「審査」(書類審査並びに面接審査)が実施(H27年10月)され、「公社」自らが策定した経営上の改善目標が高く評価された結果、引き続き医療公社が指定管理者として病院の経営を任されることが決定されるに至った。即ち、経営努力さえ重ねていけば、現地周辺域の住民に対して、わざわざ「移転」に伴う多大な犠牲を強いることなく、より良い方向に持っていけることを、行政自身が証明したこととなる。

柏医師会が「白紙」からの検討を要望・・・

他方柏市医師会は一向に進展しない事態を踏まえて、11月25日付で市長に対し
①市立病院の在り方を白紙から検討する。
②在り方を検討するため委員会を設置する。
という要望書を市長宛に提出した。対策委は、これを大いに意味のある医師会の「意思表示」と受け止めている。又、超高齢社会が、少子社会に連動して、迫ってくるのだとすれば、老朽化による建屋のリニューアルにしても、病院本来の在り方の基本を踏まえつつ、将来世代の為にも、最小限の費用を、とことん追求していくものでなければならない、としている。

これは私たちへの「援護射撃」・・・

市長が唱えてきた移転計画を「白紙」に戻して検討し直すのであれば、こうした市民目線による合理的な判断が、より強く求められていくことにならざるを得ない。対策委としてはその意味で今回の柏市医師会による「市長宛要望書」には、地域住民のみならず、税金のムダ使いを良し、としない市民全体への「援護射撃」に等しい意味合いがあるものと位置づけている。

新たな運動を準備中・・・

対策委は以上のような認識のもと、今後とも住民・市民皆さんの理解と支援を得られるよう、新たな運動を含めて只今準備中とのことです。

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【平成 27年 12月号 #235】

運動への参加・カンパ金拠出

対策委へ多くの方からの申し入れ

   医師会も、行政宛新たな提言…

市内各地で開催されてきた病院建替え問題に関する「意見交換会」も、12月5日の富勢・土谷津町会(通算57ヶ所目)をもって、第1巡が終了となります。その後は、医療公社管理課が「総まとめ」を行い、それに基づいて今度は(市長自身が直接登場されての)より広域を対象とした第2巡目が実施されていくこととなるはずです。

一方、現地建替えを目指す「対策委」を中心とした運動も、駅頭でのビラまき・地域ポスティングを重ねてきた結果、このところ多くの方から運動参加への意思表明やカンパ金の拠出申し入れをいただいているとのことです。又、柏市医師会も近々の内に、地域に医療空白域をもたらすような施策はまかりならぬといった観点から、行政への具体的な提言をしていかれる模様です。

皆さんも、これらを身近なご自身の問題と受けとめ、これからも重大な関心を持って注視し続けて下さい。







 
 【平成 27年 11月号 #234】

市立柏病院建替え問題

粗末すぎる「移転」理由…

「論戦の場」を持つことも視野に

先月号にも記されている通り、市長は、現在市立柏病院が抱えている諸問題を、建替えを機に解消していく為には「移転」が必要としていますが、
同じことが何故に「現地」では出来ないのか、と言う点に関しての的確な説明はほとんどなされていません。こうした点について対策委員会としては、今後とも徹底的に追究しつつ、場合によっては市長を始め「移転賛成」を唱える方たちとの「論戦の場」を持つことも考えていきたい、とのことです。



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 【平成 27 年 10 月号 #233】

市立柏病院・建替え問題

今 原点に返って 私たちの素朴な疑問…

柏市は、市立柏病院「移転建替え計画」の提示に伴って、建替え後の「新しい病院像」を、以下のように描いています。(H26・11/24「市民説明会」開催時の配布資料より)
 ①  市立柏病院における診療所と同様の機能部分を減少させ、より専門性の高い医療分野への割合を増大・充実させて、経営体質の転換を図っていく。

 ②公立病院として、小児二次救急部門の拡充を目指す。

 ③災害医療・感染症医療への対応に加え、在宅医療支援等の課題を掲げ、医療連携を推進しつつ、これらに取組み実現させていく、としています。

診療所機能の割合をどの程度に見込んでいくかはともかく、現状の体質をより良い方向へ改めていくことを含めて、ここに提示されている病院の姿に、私たちも大きく異を唱えている訳ではありません。問題はこれらが、何故に現地ではできないのか、余計な税金を使ってまで移転させなければ実現できないのか、この素朴な疑問への分かり易い説明は未だに示されていません。

この疑問に納得のできる回答が無い限り、私たちの運動は続いていきます… 






 

 
【平成 27年 9月号 #232】
 
 市立柏病院建替え問題

選挙結果とこれからの運動に向けて

今回の市議会議員選挙(8/9・投開票)における問題点は、何はともあれ投票率が35.25%と予想以上に低かったことが挙げられる。市政というのは、つまるところ常に市民が支えていくものであり、そのための手段・道具が「議会」であり、「議員活動」でもある。その議員を選出していくのが私たち市民であることからすれば、今回の投票結果は、市民の大半が今後の市政運営をいわば「放棄」したとも思われ、はなはだ残念な結果と言わざるを得ない。

 市立柏病院建替え問題については、対策委員会としてもこうした「現状」をこれまでの取り組み方への反省を含めてしっかりと受け止め、従来にも増して、市民への広報活動に重点を置いて行かなければならない。

私たちが、ただ単に「移転」に反対しているのではなく、「病院」というものの基本的な役割・在り方とは何かを踏まえ、更に市立柏病院が抱えている問題と、それを解決していくために、私たちは今「何をすべきか」を広く訴えることにより、多くの市民にも、共に理解し考えていってもらいたいものと思っている。

特に柏市医師会実施のアンケート結果によると、多くの医師の方たちも、病院「移転」については、大いなる「疑問」を持っておられることがわかった。そうした「疑問」と私たちの「主張」の共通点など明らかにしていきたいと考えている。


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 【平成 27年 8月号 #231】
  市立柏病院建替え問題

柏市議会議員選挙

各候補者の主張を充分に見極めて投票を

市立柏病院建替え問題については、市長による移転に向けた具体的作業の「凍結」(3月議会)宣言の後、5月の連休明け以降、医療公社管理課により、市内各所で町会・自治会単位を基本に、「意見交換会」が実施されてきています。

対策委員会としては、この交換会において、各町会・自治会の皆さんが、住民の思いを直接伝えていく場として、積極的に活用して欲しい、としています。

また8月9日には、市議会議員選挙の日を迎えます。対策委としては、特定の候補者を応援しているわけではありませんが、病院建替え問題は今、市政の中で最大の争点でもあるところから、有権者の皆さんに対して、各候補者の「この問題への主張」を充分に見極められて投票するほか、今後ともその動向を注視していくよう訴えています。








 
 【平成 27年 7月号 #230】

対策委が立候補予定者に

「公開質問状」を提出 !!                                      

市立柏病院現地建替え対策委員会(以下 対策委)より、次のような情報が届きましたのでお知らせします。

8月の市議会議員選挙を控えて、対策委としては6月12日付にて各立候補予定者(6/3選管主催:立候補予定者向け「説明会」参加者)宛「公開質問状」を送付。それぞれの候補者が、市立病院の建替え地などについてどのように考えているかを問いかけ、後日その回答結果をまとめたビラを作成、沿線主要駅頭での朝ビラをはじめ、市内全域へのポスティングに、組織の総力を揚げて取り組んでいく。ついては、住民のみなさんにも配布に向けた準備作業、配布そのものへの参加など、今後、対策委から各町会・自治会を通じて種々要請があった際には、前向きな対応を、切にお願いしていきます。

なお、個人としてのお申し出に関しては、対策委・事務局:7132-××××(手塚)または7131-××××(坂巻)宛てご連絡頂きたい、とのことでした。


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    【平成 27年 6月号 #229】  市立柏病院の建替え問題

 意見交換会開催される

5月9日(土)  布施新町ふるさとセンター

「布施新町」・「三井柏」両自治会合同

市立柏病院の建替え問題に関連して市長は、3月議会で、移転に向けた作業を一旦「凍結」し、その間に住民の「生の声」を聴いていきたいとの意向表明をされました。その具体的対応として、富勢地域を筆頭に周辺域に対して、町会・自治会役員を中心とした『意見交換会』の開催通知があり、実施日程の調整が行われているところです。

 その第1弾が、5月9日布施新町・三井柏両自治会で開催されました。当日は、「生の声」を聴きたいと自ら語っていた市長の参加はなく、開催主旨に反するのでは、との厳しい追及から始まりました。そこで出された意見を要約すると、現地での建替えこそが市民全体にとっても最善策であり、医療福祉政策の中核的役割を担う市立病院を、このようなずさんな計画や手続きによって移転させられてしまうことには、地域住民として、大きな疑問と怒りを持っており『絶対に許せない』の一言につきます。

 この『意見交換会』は、医療公社理事の公式発言(下記①・②)からすると、地区ごとに少なくとも2回の実施が見込まれていることが明らかとなりました。理事の発言は次の通りです。

①  医療公社が「議事要約」を作成、後日、その内容を市長が「押印」によって確認したもののコピーが両自治会に提示されること。

②  市長の出席は、2巡目以降となること。

 今後、各町会・自治会が「意見交換会」を実施していく際に、上記2点は最低限の条件として日程調整を進めていって下さい。実施会場での録音機による収録は可となっています。市長の翻意を促すのは、私たちの熱い思いだけです。存分に思いをお伝え願います。








  【平成 27年 5月号 #228】

柏市立病院移転問題 意見交換会

話し合うなら市長と…

「生の声」聴く場に不可解な「制限」なぜ?

先般の3月市議会で市長は、市立病院の「移転問題」に関して、当分の期間これに向けた具体的な作業を「凍結」し、その間関係地域を中心に各町・自治会単位での意見(生の声)聴取を行い、その上で以後の対応を決めたい旨の意向表明をされた。しかしこの「凍結」は、あくまでもその時点での「現状維持」であり、「移転」への考えを変えた訳ではない、とも明言されています。

 4月17日付の富勢地域内各町・自治会宛「文書」では、その「生の声を聴く」ための「会合」を、来る5月9日以降、それぞれ適宜日程調整の上、各町・自治会と医療公社間による「意見交換会」として開催「依頼」するとして通知されてきたのです。

 この「通知」を受けて4月18日実施した「富勢地域町・自治会長会議」では、市長の移転に向けた考えが変わらないまま「意見交換会」を持ったところでどれだけの意味があるのか、との意見が次々と出されました。仮にこの意見交換会を実施するとしても、話す相手は「医療公社」ではなく「市長本人」であり、また行政の側が、「対策委メンバー」の同席やその場の「録音」すら拒むこと自体に、何か不可解な「意図」が感じられるところから、これら(「市長本人」・「対策委同席」・「録音」)を町・自治会側から開催への「前提」としていくことが、全会一致による「申し合わせ」となりました。




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 【平成 27年 4月号 #227】

市長に届け!住民の声

 -対策委の「請願」も採択されました(3月議会)-

3月市議会初日、市長はその施政方針の中で市立病院の移転に関し、当分の間これに向けた具体的な作業の「凍結」を表明し、その後、関係地域を中心に各町会・自治会単位といった小規模グループを通じて、住民の「生の声」を聴き、その上で最終的な「判断」をしていきたいとの考えを明らかにしました。

対策委員会としては、遅きに失した感はあるが、幅広く市民の声を聴くこと自体望んできたことでもあるところからこれを受け入れ、その結果取りあえずは、8月9日を目指した住民投票へ向けての準備はしばらく延期する。但し、住民の声を聴いた後に市長が、再び明確な理由を示さないまま「移転」への意思を変えないとするなら、やはり住民投票への取組みに戻らざるを得ない。従って、いつでもこの「再開」に臨めるように、署名活動を担う「受任者募集」は継続する、としています。

このように市長をして移転作業の「凍結」に向かわざるを得なくさせたのは、多くの市民とともに進められてきた、私たちの「運動」の積み重ねと拡がりがあったからこその成果と言って良いものです。 

加えて、この3月議会では、対策委員会が提出した①平成27年度病院事業会計予算における建替え基本計画・基本設計に関する予算執行をしないこと②地域住民が安心できる枠組みを提示できないのであれば、移転は撤回すべきという「請願」が、教育民生委員会(3/17)並びに本会議(最終日・3/23)の場で採択されたことは、他のグループから出された「凍結請願」の採択と併せて、今後の運動展開にも大きな意味を持ってくるものと思われます。

対策委員会としては、これからも広報活動(駅ビラや地域ポスティング等々)には、なお一層注力していくとともに、8月市議会選挙に向けてはこれを、市民・住民の思いを遂げていく為の重要な場ととらえ、積極的な運動展開を図っていきたいとしています。







 
【平成 27年 3月号 #226】 
 柏市立病院建替え問題

新病院建設事業 当面凍結」 市長が表明

秋山市長は、3月議会(2/27開会)施政方針において新病院建設事業を、当面凍結するとの意向を表明しました。これは、現地建替え対策委員会による地道な活動の積み重ね、市内全域への拡がり、年明けて公明党の市長宛凍結申し入れ、2月には柏市医師会が、医療空白域を生じさせてしまう移転には大いに問題ありとの観点から、事業そのものの白紙化を求める要望書を提出するなど、事業内容やその進め方に対して、やはり疑問や無理があり過ぎたことの結果と受け止めるものです。

市長はこの「凍結」に関して、「今後の建替え事業については、時間をかけて慎重に進めていく必要があると考えている」とのことですが、その後は「引き続き、市民の皆様のご理解を得られるよう努めてまいります」と述べているだけで、白紙に戻して検討し直すといった姿勢は全く示されていません。

対策委員会の主張は、現在地から病院が無くなると地域住民が困るという理由だけではありません。これが地域住民の切実な問題であると同時に、少子高齢化の歪みが、いよいよこれから私たちの目の前に具体的な困難として降りかかってくる、そして、遠からずの内に柏市も人口減少のときを迎え、超高齢化と共に税収の落ち込みが確実に予測できる状況下からすれば、税金の無駄遣いは絶対に許されないこととしています。その意味からすれば、市立柏病院の建替え事業は、予算規模(移転の場合は、土地代だけで24億円以上)が大きいだけに市民全体からどれほどの理解が得られるかが、最大のポイントであり、この「理解」がない限り「基本設計」についても、その執行は認められないこととなります。市長の唱える無条件「移転」と私たちが目指す「現地」のいずれが時代の要請に沿った主張となり得ているか、皆さんももう一度考えてみてください。

対策委員会としては、あくまでも現地建替えを目標として、情勢を注意深く見つめていき、今後とも状況に応じた対策を講じていくことと致します。引き続きご支援・ご協力お願い致します。


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【平成 27年 2月号 #225】   市立柏病院建替え問題


住民投票(条例制定)への取組み開始!

 昨年春以来この問題が、富勢地域や松葉町、松ヶ崎地域と共に「現地建替え」、税金のムダ遣い防止を目指し、動き始めて既に1年近くの月日が経過することとなりました。途中紆余曲折はありましたが、これらの地域の皆さんに支えられながら、又、TV放映による後押しなども加わって、取りわけ、昨年末からこの1月にかけては、この運動にも、ようやく、従来の域を越えて大きな拡がりが見えてきたところです。

 そうした中で去る1月16日、市議会公明党は、秋山市長宛に「市立柏病院・移転建替え」に関して、多くの問題が、いまだ住民・市民から充分な理解を得られていない、審議も尽くされていないとの理由で、「当面、移転建替えに関する業務を凍結」すべき旨の申し入れをしました。昨年12月議会終了まで公明党は、「市議会内与党」として「移転」を容認していたのですが、この「申し入れ」によって、以後少なくとも本問題が、市長の思い通りには進んでいかないといった状況になったことは事実です。

理由もなく、そして大義もなく、ただひたすら「移転ありき」で強引に事を進めてしまおうとした市長の独断専行は、私たちのような一般市民の「普通の感覚」に照らして、あまりにも「不自然」過ぎたものと言えます。

対策委員会としてはこの事態を受け、公明党の今後の方向性を慎重に勘案しつつも、これを「新たな一歩」と受け止め、これまでの流れを充分に踏まえた上で「住民投票」(条例制定)に向けた取組みをしていきたい、としています。(※1月19日午後、対策委員・関連議員・その他有志計29人で、柏市・行政課に出向き、担当者から、住民投票条例制定に向けての具体的手続き・留意事項等の説明を受けました。)









【平成 27年 1月号 #224】  市立柏病院建替え問題

新年を迎え、新たな決意で

市民に役立つ、市民の為の病院を!

この問題を地域で取組み始めて、既に10ヶ月が過ぎました。富勢だけでなく松葉や松ヶ崎地域の皆さんとも手を組んで、行政やその他関係者との話し合い、意見交換など私たちなりに、精一杯の活動をしてきました。

先般12月7日は、私たちのこの運動がTBSの有力番組(「噂の東京マガジン」)で取り上げられ、充分な説明がされないまま福祉行政の中心にあるべき公的医療機関が、ある日突然住民の目の前から消えていくようなことがあってよいのか、と言った観点での問題提起がされました。

又、12月市議会でも、多くの議員がこの問題に焦点を絞り、税金のムダ使い感覚に欠けた市長の思いや考えが厳しく追及されることにもなりました。

これらに加えて、各町会・自治会からの支援、対策委員会の地道な活動の積み重ねの上に、今ようやくこの問題が地域の枠を超えて、市域全体に浸透し始めた感があります。

私たちは市立柏病院がただ単に、この地に残れば良いと考えている訳ではありません。この病院が、これから先もより一層「市民」に役立つ「市民の為の」病院になっていくよう、「現地建替え」を果たしつつ地域は地域として行政に対して努力や協力を惜しまない、そのような考えに基づいての取組みをしていく覚悟でいます。

新しい年を迎えて、皆さまからの変わらぬご理解と力強いご支援を賜りますよう、改めて宜しくお願い申し上げます。






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 【平成 26年 12月号 #223】

11月24日(月)市立柏病院建替え問題に関する柏市主催の「市民説明会」が、松葉中学校・体育館で開催されました。おおよそ900人(11/25新聞報道)の市民参加があり、用意した椅子席では足りず、多数の立ち席での参加者もありました。

市長からは、40分強にわたってこれまでの経緯や「移転理由」についての説明がされたのですが、同じことがどうして現在地ではできないのかといった素朴な疑問や、移転に伴って24億円(移転予定地購入費用)もの余計な税金を投入していくことへの合理的な説明は、一切ありませんでした。

さらに、多くの参加者の質問や意見に対しても、納得できる回答ではなく、問題のすり替えやはぐらかしに終始していました。

対策委員会の活動概要(10月以降)

10/6「公開質問状」を提出

10/15 市長から質問状に対する回答

10/27「再質問状」を提出(11/21市長から回答)

11/8 町会・自治会長会議

11/19・11/20駅頭ビラまき

11/10・11・20一定地域各戸へのポスティング

そのほか、報道機関とも連絡を取り、このような福祉行政の中核をなす重要課題が、市民の意向を無視したまま市長の「独断専行」で進められてよいのかといった観点で、広く世間にも訴えていくこととしました。

 皆さんからの力強いご協力に感謝!
11/24「市民説明会」11/25「集会」には、富勢地域から多くの方のご参加を頂きありがとうございました。
今後とも「現地建替え」を、ねばり強く訴えていきます。皆さまの更な
るご支援・ご協力をよろしくお願い致します。          【市立柏病院現地建替え対策委員会】


 127()13:0013:54

TBS・6 ch 「噂の東京マガジン」で放映!

お見逃しなく ご視聴下さい

説明会当日TBS・6ch「噂の東京マガジン」のカメラも入り、市長と市民とのやり取りの全てが収録されました。

翌11月25日には、当番組リポーターの清水邦明さんが来柏され、富勢だけでなく周辺地域の皆さんも加わって、行政側に対し何故私たちが現在地での建替えを求めているのか、その理由を“自分たちの言葉”で訴えることができました(番組は「編集」されますので、どちらも全てが放映される訳ではありません)

報道は、最も「公正さ」が求められる場です。行政の言い分も、広く提供されねばなりません。私たちの主張と市長の言い分のいずれが、柏市民の現在と将来にとってより良い「選択」なのか、市民みなさんからの「声」にも耳を傾けていきたいと思っています。







 
 【平成 26年 11月号 #222】  市立柏病院建替え問題

公開質問状に対する市長からの「回答」

移転理由の根拠薄弱 ⇒ 再質問状提出

 市立柏病院現地建替え対策委員会(以下、対策委)が、秋山市長宛(10/6付)に提出した「公開質問状」に対し、10月15日に「回答」がありました。
その内容の大半が、対策委の要求とはほど遠く、何故、余計な費用を掛けてまで、柏の最北部に病院を移転するかの点についての合理的・具体的な説明がなく、去る6月15日の「住民説明会」から何の進展も無いという次第です。これまで、市長を始め行政側は、事ある度に「それについては、精査・検討中」と言い逃れてきた結果が、この回答では、今までの「話し合い」の意味が無く、行政の対応としては、おおいに行政に疑問を持たざるを得ません。対策委としては、急遽、市長宛「再質問状」を再度提出(10/27付)しました。

 市民説明会が開催されます 

 これと前後して市長から、11月24日(月)14時~ 於:松葉中学校体育館の日程・要領で「市民説明会開催」の通知が届きました。対策委としては、再質問状提出後は、早々に「市民説明会」を企図していましたが、丁度よいタイミングと受け止めています。対策委は、この説明会の場で、行政側の考えの矛盾・問題点を徹底的に追究、明らかにする所存です。こうした動きについて重大な関心を持って注視し、是非奮って、ご参加をお願い致します。


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【平成 26年 10月号 #221】

市長 市立柏病院移転意向を表明

914日柏市役所・説明会

「市立柏病院現地建替え」問題に関しては、当初のふるさと協ベースから「対策委員会」の場に移して(本年7月)の取り組みとなりました。9月早々、医療公社を通じて対策委に対し、行政側から初めて話し合いたいとの申し入れがありました。対策委としては、これまで2回に亘って実施されてきた「住民説明会」、その他複数回の個別会談において、市民の側からの質問や疑問に対し、都度「それに関しては、現在精査・検討中」とされてきた諸事項への返答・説明であれば、言い換えれば「移転」を前提とはしない話し合いであれば、対策委員や町会代表者などを加えた形で、本申し入れを受ける旨伝えたところ、市長からはそれで了解と(医療公社を通じて)の連絡があり、開催の運びとなったものです。ここでの「移転を前提とはしない」とした意味は、9月市議会の会期中であり、議会では議員各位が様々な角度から本件を取り上げ、追究していこうとしていること、更には、某政党関係諸氏からの「現地建替え請願書」が議会宛提出・受理されたこともあり、そうした最中に、市民の側が市長から直接結論絡みの話を聴くわけにはいかない、即ち、議員の議会活動をないがしろにするようなことはしたくない、との思いによるものです。

約束を反故にされた対策委員会

ところが、9月14日に行われた会合の場で、市長は対策委員会との「約束」に反し、「移転」への意思を明らかにしてしまったという次第です。対策委員会としては、今後、この市長の態度や姿勢を徹底的に追究していくこと、又、病院の建替えについては、これまでよりも更に大規模な「説明会」の開催を実現させ、その中で「現在地」と「移転先」のいずれが市民にとってより望ましいものであるかを明らかにしていくとしています。地域の皆さんもこの問題について、引き続き重大な関心をもって注視し続けて頂きたいと思います。





 
 
 【平成 26年 9月号 #220】

みんなで声をあげよう
市立柏病院の建替えは是非とも現地で!

 

市長との話し合い     私たちの思いよ 届け!

8月19日(火)午後、酷暑の中、秋山市長との話し合いの為、柏市庁舎に270人の住民が詰めかけました。「移転案」は全市民的立場に立っても決してよい事にはならないとの意を強くするに至りました。
①住民福祉を支える病院は地域バランスの中に置かれるものであるが移転候補地には、既に他の病院があり、近々別の民間病院の移転予定がある。病院の一極集中化になる。②しかもその移転予定地は、駐車場のスペースが絶対的に不足する事から、40億円の余計な費用が必要となる事。 ③市立柏病院は、平成4年に策定された「柏市ふるさと21・健康長寿のまちづくり事業・基本計画」の中核施設に位置付けられ、その後同敷地内に「ハミング」や「北柏包括支援センター」が、その連携施設として相当規模の資金を投入され設置された事。そして、当「事業・基本計画」が終了していない事は、市長も認めていること。それなら尚更、現病院を、余計な費用(市民の税金)をかけ、地域バランスを損ねてまで柏の最北部へ移転させねばならない理由はありません。税金をムダにするような施策は絶対にやめるべきです。これは市立柏病院現地建替え対策委員会としてより、地域を越え市民として、当然の主張です。 

これまでの取組経緯

3月初旬 ;市立柏病院の建替えの件を把握

3月13日 ;市長宛に現地での建替え要望書提出

3月中旬以降 ;各町会・自治会による住民署名運動の取り組み開始、同時に松葉町地域でも取組み開始
4月21日 ;松葉町と共に市長宛住民署名約1万7千筆を提出
6月15日 ;住民説明会開催 柏市長・副市長・市議会議員の臨席 560人の住人参加
7月上旬  ;富勢地域内幹線道路等にのぼり旗・横断幕を掲出 北柏駅頭でチラシ配布
7月30日 ;富勢・松葉町並びに松ヶ崎町会合同の「市立柏病院現地建替え対策委員会」起上げ
8月中旬 ;上記対策委員会に、高田の寿・香取台の2町会が加入
8月19日 ;市長との話し合い


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  【平成 26年 8月号 #219】


 

市立病院は現地建替えを!!

移転は税金のムダ使い!!

富勢地域21町会・自治会


この問題については、3月以来関連地域のみなさんと手を携えて、行政宛要望書の提出、署名運動や住民説明会の開催など、21町会・自治会として、できる限りのことをやってきました。
具体的な成果はまだ見られませんが、6月15日の「住民説明会」の場で、市長からは概略「住民みなさんの要望を重く受け止め、今後充分に検討・精査の上決めていきたい」との発言を得ています。

病院が移転されたら困るという地域住民の「率直な願い」を横に置いたとしても、数十億円もの余計な税金を使い、安定した収益を上げている地域に根差した病院を、わざわざ柏の最北部の地に移転させなければならない合理的な理由は全くありません。
「説明会」でも、こうした私たちの意見や疑問に対して、市長や副市長から、聞く側がなるほどと思えるような見解や反論など、一切示されずに終わっています。

「移転案」には、アクセスの問題や病院の一極集中、予定されている駐車場の面積不足それに財政状況との整合性といった点での矛盾ばかりが目立ちます。一方、私たちの主張の根拠には、無理やこじつけは全くありません。従って、私たちの思いは、一部地域住民に限られたものではなく、市民の大半が納得できる「思い」です。

具体的な運動を強化し、拡げていきます!

富勢地域の21町会・自治会および、近隣の松葉町地域・松ヶ崎町会とも連携し「市立柏病院現地建替え対策委員会」を起ち上げ、私たちの主張を堂々と掲げて行きます。当面の運動として、ポスターや看板そして幟旗の掲出、さらには、チラシの街頭配布などを行い、広く市民の皆様の理解を求めていきたいと思っています。引き続き、この問題に重大な関心を持って事態の推移を注視して頂くと共に、ご意見や提案などありましたら、是非とも当対策委員会(布施近隣センター内)にお寄せ下さい。









  【平成 26年 7月号 #218】

「柏市立柏病院の建て替えは現在地で」の声よ!とどけ!!

615()老朽化に伴う市立病院建て替え問題の住民説明会  於:富勢中学校体育館

秋山柏市長・関口副市長他市役所・柏市医療公社の関係者が臨席され、秋山市長のあいさつの後、関口副市長から当日配布の資料に沿って、当該計画の発端からの経緯についての説明がなされました。秋山市長からは「未だ多くの検討・精査すべき事項(病院の地域バランスの問題、建設費や駐車場の広さの問題、在宅医療制度との関係など)が残されているところから、建替え建設地を含めて現在全く何も決まってはいないが、同時にこの際小児科については2次救急医療体制をしっかりと整備していきたい」との考えが表明されました。続いて、560名の出席住民の質疑に入り、多くの意見や要望の大半は、現在地にこの病院が無くなった場合、周辺住民がどれほど困難を抱え込むことになるか、又、現在地であれば、配布資料に示された重要な視点は全てに合致しているから、わざわざ余計な費用をかけてまで移転させる必要はない、といったものなどでした。

候補地14カ所中 最終候補地2カ所の比較

項 目

現在地(布施)

柏の葉(正連寺)

経 費

約114.4億円(安い)

約130.6億円(高い)

土 地

約40,000㎡
隣接125,000㎡の余地あり

約15,000㎡
更に10,000㎡の県有地取得可能(16億円加算となる)

競合病院

なし

辻中病院・
柏の葉柏たなか病院

最寄駅

JR北柏駅約3km

TX柏の葉キャンパス駅約1km

駐車台数

320台
(時間帯により満車状態となる)

212台


市議会議員の方々も 駆けつけて下さいました

上橋 泉議員、小松 幸子議員、後藤 浩一郎議員、 坂巻 重男議員、末永 康文議員、松本 寛道議員、
本池 奈美枝議員、渡部 和子議員  (五十音順)

成島 孝 元市議会議長

議員の皆様には、市議会で、この問題を取り上げ、また署名運動・請願書提出の際にも、ご協力をお願いしてきました。今後とも私たち住民と共に、本件に取り組んで頂きます。

市財政の「健全化」を忘れてはならない!

私たちは私たち自身の主張が、単なる地域のエゴイズムではないと考えます。秋山市長はその就任当初から、市の財政健全化を目指し様々な取り組みをして来られました。平成21~25年度の間に、柏市の債務残高は、2,155億円から1,832億円(見込み額:6/1広報「かしわ」)へと減額されているのです。これは秋山市長が目指してきた「健全化」の結果でもあります。私たちは、老朽化してきた病院の建替え、小児2次救急体制の整備については行政と同じく大いに必要なことと考えます。しかしそれは、柏市民全体の視点に立って、これまでの流れを大切にしながら、一方では取り分け、財政面において将来世代への負担を最小限に留め得る施策、即ち現在地での建て替えで行くべきと考えるものです。



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 【平成 26年 6月号 #217】

柏市立柏病院建て替え問題に関して

住民説明会が開催されます

日時 6月15日(日)15時30分開始(約2時間)

場所 富勢中学校体育館

皆さん 奮って ご参加願います

この問題については、去る4月21日、市長との第2回目の面談の席上、松葉地域ふるさと協と共に、地域住民に対して分かり易く説明をすべきとのことから、その開催を強く求めてきたものです。この説明会は現時点における、行政としての考えを聴くだけでなく、私たち住民の切実なる声を、柏市の最高責任者である市長ご自身に正確に受け留めて貰うためのものと考えています。尚、当日は駐車場スペースの関係から極力徒歩でのご来場を心がけて頂きたく、何卒宜しくお願い致します。








 
 【平成 26年 5月号 #216】

柏市立柏病院建て替え問題

現在地建て替え案での実施を強力に申し入れ

この問題については、先月号で、当協議会として柏市長宛に現在地建て替え案での実施を強く要請したこと、加えてこれを実現していくために住民署名運動に取り組んでいくことをお知らせしました。その後この署名運動には、松葉町ふるさと協も加わって、4月21日(月)両ふるさと協会長を始め、各町会・自治会代表者、地域議員など併せて50名ほどが市長を訪問、現在地での建て替えについて住民署名と共に、強力な申し入れをしてきました。

市立柏病院は、公的な医療機関ではありますが、長い年月の流れの中で地域が支えてきた病院でもあります。地域住民の理解・了解もなく、移転案を考えること自体、行政本来の姿勢として許されるものではないと考えます。皆さんもこれからの推移について、重大な関心を持って注視してください。 


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【平成 26年 4月号 #215】

柏市立柏病院 建て替え問題

住民署名運動に取り組んでいます!

柏市立柏病院の建替えに当たり、柏市長宛「現在地での建替え実施要望書」を提出しました。

柏市では、柏市立柏病院老朽化への対応と、新たに小児科病棟の建設などを目的とした同病院の整備基本計画を策定し、平成26年度を基点に平成31年度開院に向け具体的な検討作業に入りました。

今回、3月議会における具体的計画概要が判明し、その内容として①現在地での建て替え②柏の葉方面への移転新築、いずれかを選択する。柏市は、5月中旬頃までに行政の意思を決定し、6月議会で採決に持ち込みたいとの意向です。

もし、上記の②案が採用されると、富勢地域住民のみならず隣接する松葉町・松ヶ崎・花野井の住人も、これまで長年にわたり慣れ親しんできた総合医療機関を失う事になります。

富勢地域ふるさと協議会として、38日開催の役員会決議の下、何としても現在地での建て替え(上記①案)を採用して貰うよう、当協議会・後藤会長名(全町会・自治会長連名)の「要望書」を携え、313日秋山市長を訪ね、強力な申し入れをしてきました。

市長も、私たちの要望主旨に一定の理解を示してはくれましたが、要望に沿った結論となるかどうかは、いまのところ全く分かりません。

そこで、私たちとしては、この要望が地域住民全体の「要望」であることを示す為に、早急に住民署名運動に取り組むこととしました。いずれ各町会・自治会を通して、署名用紙がまわっていくと思いますので、皆さんのご協力どうか宜しくお願い致します。

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 取材・編集発行 柏市富勢地域ふるさと協議会 総務部 柏市布施1196-5 布施近隣センター内  
FAX (04)7132 3107